マルベリー

小笠原の一年(1-12月・月ごとに)


 

小笠原の一年(1-12月・月ごとに)

 

小笠原は日本列島に比べると、季節感が少ないですが、

それでも季節変化は多少はあります。

それを月ごとにお伝えします。

 

 

=1月=

 

年末から年始にかけては、おが丸のお客様で島はごった返します。

何日かあとに、おが丸が出港すると、うそのように静まり返ります。

次便のおが丸が来るまでが観光業の人たちのお正月となります。

 

最近は正月以降も山歩きや観光メインの来島者が来るようになって、

それほど閑散期という感じはないです。

5月ぐらいまでは、旅行社ツアーが多くなります。

元旦はお祭り広場と前浜で海開きが行われます。

海開きはあくまでイベント的なので、実際に島民が泳ぎだすのはGWぐらいまでお預け。

成人式といえば、普通1/15頃ですが、小笠原では正月便の間に実施されます。

 

中旬には父島でロードレース大会が行われます。

いくつかグループに別けられ、老若男女が走ります。

メインは奥村から大村間で、当日は交通規制も実施されます。

1-2月は小笠原も一番寒い時期ですが、

それでも気温は日中20-22度、夜間15-17度くらいです。

ただ、寒波がやってくるともう少し下がることもあります。霜や雪とは無縁です。

曇った日や強風の日は肌寒く、よく晴れた日はあったかく、

日によっても体感はずいぶん変わってきますので、

下は長ズボンで、上はTシャツからウインドブレーカーまでいろいろ。

水温はそろそろ20度くらいからそれ以下に下がってきます。

年末・年始の海ツアーは毎日ほぼ満員で出る状態になりますので、

出来れば、予約をしておいたほうが無難です。

海況は、あまりよくないことが多いです。

年末・年始でたいてい1日は、大シケで船が出れない日があります。

それ以降はお客さんが少ないのと、海況が悪いのとで、

ツアー自体の開催が少なくなりますので、事前にお問い合わせください。

ザトウクジラは正月はまだ多くないですが、中旬以降、大分頻繁に見えてきます。

ツアーはほとんど島回りとなります。

イルカも海況や水温の点で、大分厳しくなっているのが実情です。

イルカ目当てなら、冬場はお勧めできません。

ダイビングは、ドライがいいでしょう。

ボートダイビングでは、ずっと船の上ですので、ウェットは相当冷えます。

海は海況・水温・透明度の点で下がります。伊豆よりは全然いいですが。

ヒレナガカンパチがわりと普通に見られるようになってきます。

お客さんが少ないのが魅力かもしれません。

かなりアットホームなサ-ビスとガイドを独り占めも期待。

山歩きには絶好のシーズンです。

長袖シャツやフリース程度が丁度いい格好ですが、若干寒い日もあります。

この時期から4月くらいまでは、山から比較的クジラが見つけやすくなり、楽しみのひとつです。

樹木は基本的に常緑ですが、

海岸のモモタマナの紅葉やハゼノキの紅葉や

センダン・デイコの落葉など、冬が感じられます。

ドリンクは遠出しても、1Lあれば足ります。

花は、デイコ・シャリンバイ・ナガバキブシ・ムニンヒサカキなど。


2020年までは1月中旬におがさわら丸がドック入りしていました。

その間、2週間ほど船がきません。

当然、観光客はほとんどいない状態となりますので、観光業者はその間に内地に行く人が多くいます。

食料や荷物関係は、共勝丸での運搬が途中1回入るでしょう。

(2021年からは5月になり、代船も1度来ます)

 

 

 

 

 

 

 

=2月=

 

2月中旬ぐらいからは、春休みや卒業で、主に大学生が島に来て、観光客が増えます。

ドック期間に内地に行っていた観光業者も、春のシーズンに備えて、みな戻ります。

(2021年以降はドック入りは5月)

 


2月も1月同様、一番寒い時期で、

気温はは日中20度くらい、夜間15-17度くらいです。

ただ、寒波がやってくるともう少し下がることもあります。霜や雪とは無縁です。

曇った日や強風の日は肌寒く、よく晴れた日はあったかく、

日によっても体感はずいぶん変わってきますので、

下は長ズボンで、上はTシャツからウインドブレーカーまでいろいろ。

水温は2-3月が最低で20度以下に下がってきます。

無謀な人と、勇気ある人意外は水着で泳ぐのは辛いです。

雨の心配は比較的少ない時期ですが、曇りがち日も結構あります。

2月になると、幾分陽射しが強く感じるようになます。


1-2月は
海況が悪いことが多いので、ツアーの開催については、事前にお問い合わせください。

ツアーに出るとき、海上はかなり冷えますので、ウィンドブレーカーやカッパが必須です。

ザトウクジラは例年2-3月が、一番多いようで、陸からでも頻繁に見えます。

イルカは海況や水温の点で、泳ぐのは大分厳しいでしょう。勧めできません。


ダイビングは、当然ドライがいいでしょう。

ボートダイビングでは、ずっと船の上ですので、ウェットは相当冷えます。

海は海況・水温・透明度の点で下がります。伊豆よりは全然いいですが。

ヒレナガカンパチがわりと普通に見れます。

お客さんが少ないのが魅力かもしれません。

かなりアットホームなサ-ビスとガイドを独り占めも期待。


山歩きには絶好のシーズンです。

長袖シャツやフリース程度が丁度いい格好ですが、若干寒い日もあります。

この時期から4月くらいまでは、

山から比較的クジラが見つけやすくなり、楽しみのひとつです。


このころから海岸性のムニンデイコの真っ赤な花が、4月くらいまで楽しめます。

この樹は落葉樹で、葉の前に花を咲かせ、花が終わるころに葉を付け出してきます。

島には本州おなじみのウメや桜はありません。カンヒザクラはあります。

したがって、ムニンデイコが南洋桜とも言われています。

ドリンクは遠出しても、1Lあれば足ります。

花は、デイコ・シマツレサギソウ・ナガバキブシ・オオハマボッス

ムニンヒサカキ・シマカコソウ・ハカラメ・ムニンシャシャンボなど。

 

 

 

=3月=

3月はザトウクジラと山歩きがメインの観光シーズン。
春休みと重なり、かなり込み合います。
観光船も何回か入り、かなりまち中が賑わいます。

島も3月は当然、卒業のシーズンです。
高校生は卒業して、進学のため、3月中に内地に行きます。
内地に行く卒業生がいるときの、おが丸の見送りは見ものです。
海神のアイランドクイーンに、龍神・雷神とかいた大きな旗を持って乗り込み、見送りをします。
島民も春休みを利用して、内地に行く人もそこそこいるようです。
公共工事もそろそろ最後の追い込みで、まだまだ賑やかです。

3月にはいると、だいぶ陽射しが強くなりますが、
気温はまだまだそれほど上がっておらず、3月いっぱいは20-23度。
陽射しはもう充分強いので、日焼けには注意が必要。
特に、ホエールウォッチングは日に焼けます。

水温は低く、まだ20度くらい。
海況も、まだまだ安定せず、ホエールウォッチングで大揺れの日も時々あるようです。
ほとんど、まだケータには行きません。
まだまだ海上は寒いので、ウィンドブレーカーなどをもって行きましょう。、

3月後半になると、ごくまれですが、夜にはグリーンペペが光りだし、
暖かい夜は海辺で、オカヤドカリがごそごそ動き出します。
早ければ、この時期からオオコウモリがリュウゼツランの花蜜を吸いに来ます。

海では2月に引き続きザトウクジラがたくさん見られる時期で、
100%に近い確率ではないでしょうか。
元気な子クジラもよく見れるようになります。
イルカのシーズンにはまだちょっと早いので、いるにはいても、まだあまりお勧めではありません。

山歩きにはまだまだ絶好のシーズンです。
長袖シャツやフリース程度が丁度いい格好ですが、若干寒い日もあります。
3月いっぱいは、山から比較的クジラが見つけやすくなり、楽しみのひとつです。

樹木も新芽が出だし、少し春めいて来ます。春の花がそろそろいろいろ出てきます。
ドリンクは遠出しても、まだ1Lあれば足ります。
花はムニンタツナミソウ・ムニンタイトゴメ・テンノウメ2種・シマツレサギソウ
ハチジョウクサイチゴ・ムニンツツジなど。

=4月=

3月いっぱいで進学する生徒の見送りが終わって、4月前半は入学式と公務員関係の異動。
はじめの2便くらいが異動のピークになっています。
異動関係が一段落すると、GWまでは観光客もやや少なくなります。
今までにぎやかだった、公共工事もそろそろ終了で、秋まではあまり目立ちませんん。

この一ヶ月でぐっと気温は変化してきて、GWのころにはもう夏のようになります。
しかしその後、梅雨が来ますので、本格的な夏はもう一息。
初夏と言ったらよいでしょうか。
4月前半は20-23度。後半は25度くらい。
気温の上昇とは裏腹に、水温の上がりは遅く、GWごろでもまだまだ低いのが普通。
例年この時期はまだ20-22度くらい。

海況のほうはかなり安定してきますので、
ツアーでケータに行くこともできるようになります。、
ケータではこの時期ごろから 、シロワニやイソマグロが見れます。

気温が上がりだすと、夜にはグリーンペペが光りだし、
海辺ではオカヤドカリがごそごそ動き出します。
またオオコウモリがリュウゼツランの花蜜を吸いに来るのもこの時期。

海ではザトウクジラがどんどん北へ行きだします。
前半には元気な子クジラもよく見れますが、GW頃にはかなり数が減り、見つけにくくなります。
ザトウクジラが減ってくると、代わって、イルカのシーズン突入です。
沿岸では主にミナミハンドウイルカとハシナガイルカが見つけられ、
海はまだまだ冷たいですが、ドルフィンスイムを楽しめます。

山は常緑樹が多く変化が分かりにくいのですが、
いろんな新芽が出て、一方では、シマホルトノキの紅葉が始まっています。
また、比較的花の多い時期です。
花はムニンタツナミソウ・テンノウメ2種・ムニンネズミモチ・
ムニンツツジ・シロテツ3種・シロトベラなど

 

=5月=

GWは観光客で非常に賑わいますが、その後は梅雨明けまでやや少なくなります。

GWを過ぎると梅雨入り間近で、初旬から中旬には梅雨になります。
そのため、5月が年間で一番降水量の多い月となります。
気温は25度前後で、梅雨明けまであまり変わりません。
水温はちょっとずつ上がりだしていますが、
水温が25度くらいになるのは例年梅雨明けのころ。7月くらい。

梅雨時の名物と言えば、シロアリの羽化が上げられます。
5-7月にかけて、シロアリの羽化は日没後の1時間くらいに見られ、
外灯など明かりに集まる数はすさまじいくらい。
大発生の日は羽化が始まると、
みんな電気を消して、窓を閉めて、静まるのを待ちます。
(最近は防除の効果で集落付近の発生は少なくなりました。)
シロアリの羽化と同じくして、路上にはそれを待ち受けるオオヒキガエルの集団が集まり、
道路では車に轢かれたカエルがたくさん張り付きます。

雨が多くなると、グリーンペペの発生も増えます。

海ではGW過ぎにはザトウクジラが完全にいなくなります。
イルカのシーズンですが、何せ梅雨。
あまり海況・天候がよくなく、いいコンディションになるのはもう少し先。

山では島の花のムニンヒメツバキがぼちぼち花をつけだし、
シマホルトノキの紅葉もかなり進みます。
花はヤロード・オガサワラクチナシ・オオバシマムラサキ・ムニンビャクダンなど。

 

 


=6月=


1968-6-26に小笠原はアメリカから返還されました。

ちなみに1830年6月26日、最初の定住者がハワイからやってきました。

父島・母島では毎年6/26前後に、返還菜が行われています。

 

6月のおがさわら丸は村民や小笠原関係者の便宜を図り、

硫黄島訪島・墓参や八丈島寄港が行われています。

(一般旅行者は利用できません。ご了承ください。

(船での硫黄島訪島はおがさわら丸が新しくなってから実施できていません)

 

6月前半、小・中学校PTA主催で、青灯台岸壁外側にブイ・フロートが設置されます。

ノロ落し(付着物除去)が行われたら、遊泳場は9月まで解禁となります。

(ルールを守って遊んで下さい。)


6月前半は梅雨の後期でまだ天候がぐずっていますが、

例年6月中旬ごろには梅雨があけ、本格的な夏となります。

ただしこの梅雨明けは年によっては大きく時期がずれることもあります。

大体内地が梅雨入りすれば、小笠原は梅雨明けです。

梅雨が明けると、しばらくは天候も海況も安定し、

台風の心配もなく、一年でもっとも海のいい時期でしょう。

気温は30度くらいになります。水温は25度くらいまで上がってきます。

これから夏の間は、日中、局地的なスコールが来る場合もありますので、

くろっぽい積乱雲が出始めたら要注意。小一時間で通過します。


海は梅雨が明けてしばらくはベタ凪になりますので、

ケータや母島行きも非常に快適になります。

イルカのシーズン真っ盛りとなります。

鏡のような水面を通して、泳ぐハシナガイルカを覗けるのはこの時期が多いです。

ダイビングは父島はもちろん、ケータのビッグポイントに潜リやすくなります。


6月前半までさかんだったシロアリの羽化は梅雨が明けるとそろそろ終わりとなります。

それとともにオオヒキガエルの出没もやや減ります。

グリーンペペは快晴が続くとあまり出なくなる場合があります。


山では島の花のムニンヒメツバキが満開の時期を向かえ、

周遊道路や遊歩道沿いのあちこちで楽しめます。

また、シマホルトノキも花をつけます。

花はほかに、オガサワラボチョウジ・オオハマギキョウ・オガサワラシコウランなど。

山歩きは気温が上がるので、やや薄着で。

ヘビや猛獣はいないし、かぶれる植物も少ないので、半袖が快適。

林内は日差しの影響が少ないので、それほど暑くはありません。

 

 

 

 

=7月=


梅雨が明けて、夏真っ盛りの7月。

前半はまだ夏休みになっていないので、それほどひどく混雑してはいません。

7月後半からは夏休みで非常に混み合ってきます。

 

おがさわら丸は7月中旬から8月下旬まではが着発運航(折り返し運航)を続けます。

そのため、入出港たびに、来る人・帰る人が入れ替わります。

 

7月前半、小笠原小・中学校では遠泳大会が行われます。

小5-6年は400M、中は1KMを青灯台から大村海岸にかけて泳ぎます。

ちなみに、小笠原高校では、夏の体育はウィンドサーファインが行われます。

(9-10月頃にウィンドサーフィン大会をして終了となります)

 

7/26は扇浦にある小笠原貞頼神社の例大祭。

大神山神社の例大祭に比べると、小規模ですが、いくつかのイベントが行われます。

小笠原貞頼さんは島だけの地元に親しまれている神様です。


7月は夏真っ盛りになり、天候も安定し、

しかも台風の発生も非常に少ない安定した時期です。

これから10月前半までは気温は30度くらいが続きます。

水温も25度を超えさらにあがってきます。時々来るスコールには要注意。

梅雨明け以降、日差しは真上に近いところにあり、

炎天下は灼熱の太陽のため、帽子やサングラス、日焼け止めは必需品です。

麦わら帽子は日よけとしても最適です。

陸上ではかならず水分を余分に持ち歩きましょう。


7月いっぱいはケータや母島行きも非常に快適で、

サービスでは泊りがけでケータに行くツアーも実施されます。

これを通常、「泊りケータ」といいます。もちろんイルカもばっちりです。


夜にはアオウミガメの産卵上陸も増えてきます。

父島では人がいける海岸はほぼすべてで産卵上陸の可能性があります。

これも見ようと浜辺で粘ると寝不足必至です。


山も当然気温が上がって、ある程度は暑くなりますが、

木々の中はわりと涼しく、それほど苦痛にはなりません。

ただ尾根筋の日当たりのいいところは暑くなり、岩場の岩も熱くなっています。

山歩きはシャツの替えやタオルと1.5L以上の飲み物をお勧めします。

花は、シマザクラ・シマクマタケラン・シマホルトノキ・モクタチバナなど

 

 

 

 

 

 

 

=8月=

 

夏休みに入り、島はかなり賑わいを見せ、盆休みごろにピークに達します。

そしてお盆を過ぎると、ピーク時に比べて、やや観光客も少なくなっていきます。

8月下旬まではおがさわら丸の着発運航が続きます。

 

7-8月着発運運時、サマーフェスティバルが実施されます。

観光客向けに様々なイベントが実施されます。

(日程・内容は歳によって変わります。毎日ではないです。)

中でも一番盛り上がるのが盆踊りです。。

お盆ごろに、お祭り広場で3日間開かれ、盆踊りはもちろん、出店や花火で盛り上がります。

盆踊りの曲目には島の「おがさわら音頭」や「マッコウ音頭」があり、

これがかかると一段と盛り上がるようです。


8月にはいると、南方からの台風の声が聞こえ出し、天気図に現れてくると要注意。

台風が北上し、島に近づけば、もちろん大荒れになりますが、

沖縄方面に行った場合も、海況はうねりが入り、荒れることが多くなります。

この時期、気温は日中30-32度、夜間25-27度くらいがずっと続きますが、

やや風が吹き、網戸にしていれば、それほど寝苦しくはなりません。

水温は28度くらいとなり、10月中旬くらいまで続きます。


島に台風が近づくと、島内では家屋と船舶の台風養生が行われ、

家屋は窓や出入り口に雨戸がおろされ、船舶はロープでしっかり縛られます。

商店は状況によっては、臨時休業となります。

おがさわら丸は多少予定を変更して運行するときがあるので、

運行状況に注意が必要ですが、ほとんど欠航はありません。

こんなとき、喜んで、海に行くのはサーファーたちで、

波の立っているポイントは大賑わいです。


7月いっぱいまで、ダイビングサービスで開催されていた、

泊りツアーは8月はほとんど実施されなくなり、

ケータや母島行きは日帰りでのツアーとなります。


山は7月以降、10月前半までは同様な状況が続きます。

花は、ムニンノボタン・アサヒエビネ・ムニンフトモモ・ムニンセンニンソウなど。

 

 

 

 

=9月=


9月になると、高校生までは夏休みも終わりますが、

大学生はまだ夏休みが続きますので、大学生の多い時期です。

また例年、この時期に、スピリチュアル系の団体の方々が大勢見えています。

9月いっぱいは乗船客の多い状態が続きます。

 

9月中旬には青灯台のブイ・フロートの撤去が行われ、

そこでの遊泳はできなくなります。

 

このころからまた、公共事業を中心とする工事が始まり、

翌3月まで、あちこちで行われてます。

本格的に工事が盛んになるのは10月頃からでしょうか。

 


9月ごろからは本格的な台風シーズン。

広域の天気図にはたいてい台風が現れています。

そして、小笠原付近にある、太平洋高気圧の勢力が9月以降は弱まリやすいので、

小笠原方面に台風が接近しやすくなります。

ただ、台風の発生は小笠原より南の海上のため、

しばらくしないと、進路は読めません。

最近はHPでまめに気象情報が見れるので、やや安心です。

8月同様、気温は日中30-31度、夜間25-27度くらいと変わりません。

水温も同様に、28度くらいです。

9月はまだ真夏です。

ただ、9月後半になると、幾分陽射しが弱まった気がします。


まだこの時期、海のツアーは海況がよければ、

日帰りでケータや母島行きも実施されます。

ケータでのダイビングは、マグロ穴のイソマグロもやや減ってきます。

秋になるにつれて、ギンガメアジが増えてきます。

 

このころから、マッコウクジラの出現場所(父島の南東沖合い)が

大分一定してきて、見つけやすくなります。

と、同時にツアーも盛んに行われるようになります。

また、外洋性の鯨類にも会えるかもしれません。

 

 


山は9月中旬ころから、オガサワラゼミが鳴き出しますので、

かなりにぎやかになります。

特に低木林では近いところで鳴いているので、よけいにぎやかです。

最近はオガサワラゼミもグリーンアノールに捕食され、

数を減らしているようです。

まだしばらくは山も真夏の状況が続きます。


花は、ムニンフトモモ・アサヒエビネ・ムニンアオガンピ・

オガサワラモクレイシ・ムニンセンニンソウなど。

特にムニンフトモモは真っ赤で鮮やかです。

ただし、あまり近くで見れるところはありません。

 

 

 

 

=10月=

 

10月ともなると、観光客もやや減ってきます。

浜に出ても、人が少ないので、どこのビーチもプライベート状態になります。

ただ、3連休がある便はやや込み合います。


10月はまだ暑いのですが、小笠原でも運動会の月です。

父島の小笠原小・中・高の連合運動会、保育園、ちびっ子クラブの運動会と開催されます。

子供のいる家庭はかなり忙しくなります。

 

ハローウィンの10月31日は、

夕方から、子供たちが仮装して住宅地をお菓子をもらいながら歩き回ります。


10月いっぱいはまだ台風も接近しやすいので、天気図のチェックは必須です。

台風さえこなければ、最高の海が待っています。水温や透明度は抜群です。

そして気温も幾分下がりだして、陽射しも柔らかになっていますので、

海にでるのも、快適です。

気温は日中28-30度、夜間23-25度と少し下がり、水温も25-28度くらいです。

10月後半になると、もう少し下がってきます。


10月ぐらいまでは、海のツアーは海況がよければ、

日帰りでケータや母島行きも実施されます。

マッコウクジラのツアーも、一番頻繁に実施される時期で、

高確率で見られるようです。

業者によっては、おが丸出港日の半日で実施しているところもあります。


イルカは10月いっぱいぐらいまでがお勧めのいい時期で、

11月以降は海況やコンディション面で、やや落ちます。

特に写真目当ての人は透明度抜群の10月がいいでしょう。

もちろん、探せば、イルカは年中見れます。


オガサワラゼミの鳴き声はまだしばらく続きます。

遅いときは12月頃まで鳴いています。

 

10月後半になると、山もやや涼しくなります。

花は、ムニンアオガンピ・コヘラナレン・チチジマクロキ・ウチダシクロキなど。

 

 

 

 

 

 

 

=11月=

11/1-3は大神山神社の例大祭。

神社では、子供相撲大会・奉納相撲大会やカラオケ大会なども行われ、盛大に賑わいます。

式典やみこし・山車は11/3に行われます。

父島ではこの例大祭と夏の盆踊りが2大行事といってもいいぐらいです。

あくまで宗教行事なので、神社が主体です。

例年この例大祭にあわせて、

小笠原協会主催のツアーが格安で実施され、小笠原に縁のある方も多く訪れます。

(一般の方もこのツアーに参加できます。)


小笠原では11月が気温の変動大きく、短い秋という感じ。

例大祭が終わって、中旬くらいになると、だいぶ涼しくなってきます。

11月は月末に向かうにつれ、気温が下がっていきます。

月末頃には、気温は日中25度以下、夜間20度以下くらいとだいぶ下がり、

水温もどんどん下がりだし、22-25度くらいです。

もう水着で泳ぐにはかなり肌寒くなってきます。

この時期は台風の心配もさほどなくなりますが、たまにはやってきます。


11月になると、海ツアーは一部業者を除いて、ほとんど父島周辺となります。

ケータや母島ツアーは来5月頃までおあづけです。

マッコウクジラのツアーも、おおむね、中旬くらいまでとなります。

ザトウクジラの来遊まではまだやや時間がありますが、

例年、11月ころには小笠原近海で初目撃があります。

 

 

南島は例年11月から3ヶ月間、植生回復のため入島が禁止されます。

父島では、アカガシラカラスバトサンクチュアリーのバッファーゾーンが

11月から3月末まで、アカガシラカラスバトの繁殖に配慮し、利用が禁止されます。


イルカは、11月以降は海況やコンディション面で、

今までの時期に比べやや状態がわるくなります。

また気温・水温の低下のため、水着でのスイムが肌寒くなってきます。

もちろん、探せば、イルカは年中見れます。


ダイビングは、この時期くらいまではほほウェットでいけるでしょうが、

寒がりの人は早くもドライを着用しています。

この時期以降、冬場は水温・透明度の点で、やや下がります。

水温の低下と共に、だんだんヒレナガカンパチが多く見られるようになってきます。


この時期から4月頃まで、

マリンスポーツよりも山歩き・森歩きが、涼しい快適な時期を迎えます。

そのため、ジョンビーチや西海岸・千尋岩などへの遠出も行きやすくなります。

小笠原は常緑の木が多いのですが、この時期以降、いくつかの樹木は落葉をはじめます。

特に海岸のモモタマナは真っ赤に紅葉して大きな葉っぱを落とすので、目に映えます。

花は、シャリンバイ・シマモクセイ・ムニンシュスラン・

コヘラナレン・チチジマクロキ・ウチダシクロキなど。

 

 

 

 

 

=12月=

 

12月は内地と同じ様に、島でも歳末の売り出しやクリスマスです。

でも、暖かいせいか、それほど、年末の雰囲気がありません。

いくつかの商店では歳末売り出しにあわせて、抽選会も行われます。

例年、クリスマスの便では、

着いた船からおがまるサンタが降りてきて、幼児にプレゼントをくれます。


年末便までは、観光客の少ない閑散期ですが、

年末から年始にかけては、おが丸のお客様で島はごった返します。

大晦日には例年、お祭り広場でカウントダウンのイベントが開かれ、

12時には一斉に大型船の汽笛が鳴らされます。


12月に入ると、すっかり島の冬という感じになります。

島の人の服装も、ほぼ長袖・長ズボンになります。

気温は日中20-22度、夜間15-17度くらいなります。

水温も20-22度くらいです。

もう水着ではちょっと辛いです。台風の心配はほぼありません。


海ツアーはほぼ島回りとなります。

海況が悪くなってきていますので、マッコウクジラのツアーも大分厳しい状況です。

ザトウクジラも、たまにポツポツ見られるようにはなりますが、

まだまだ本格的ではありません。

イルカも海況や水温の点で、大分厳しくなっているのが実情です。

イルカ目当てなら、冬場はあまりお勧めできません。


ダイビングは、ぼちぼちドライです。

ボートダイビングでは、ずっと船の上ですので、ウェットはやや冷えます。

海は水温・透明度の点で、やや下がります。

ヒレナガカンパチがわりと普通に見られるようになってきます。


山歩きには絶好のシーズンとなりました。

涼しいといっても、上りが続いたり、ハードに歩くと、汗をかきますので、

それほど厚着はしないほうがいいでしょう。

もって行く飲み物の量も減り、荷物が楽になります。

海岸のモモタマナの紅葉やセンダン・ハゼノキ・アコウザンショウの落葉など、

若干冬を感じさせるものも出てきます。

花は、シャリンバイ・ムニンシュスラン・コヘラナレン・オガサワラグミなど。

 

 

メールでのお問い合わせはこちら

メールでのお問い合わせ

マルベリーでは、山歩き(千尋岩)、森歩き、戦跡ツアー、スター&ナイトツアー、サンセット・ナイト、歴史ツアーなどを開催しております。

    は必須項目です。必ずご記入ください。

    お名前
    ふりがな
    メールアドレス
    ご住所
    お電話番号
    お問合せ内容
    個人情報の取り扱い 個人情報保護方針に同意し、送信する

    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

    この著者の記事一覧

    コメントは受け付けていません。


    関連記事RELATED ARTICLE

    SHARE
    PAGE TOP
    %d人のブロガーが「いいね」をつけました。