理念・コンセプト・エコツアー考え方など
<理念・コンセプト・エコツアーについて>
マルベリーの考えについてまとめています。
必ずしもすべてが実践できてはいませんが、よりよいものを目指していきます。
「当店の理念」
ガイドツアーを通じて、皆様の生活がより豊かになり、皆様がより幸せになること。
「コンセプト」
イルカ・クジラだけではない小笠原(特に陸上・浜辺)をしっかり伝える。
エコツーリズムの実践。
自分が面白いこと、感動したことを伝える。
「エコツアーについての考え方」
・概要
エコツアーとは地元資源を対象に、ルールを守った上で、
環境や野生生物に配慮し、比較的少人数で、対話を大事にして、
結果だけでなく、プロセス(過程)を重視したツアーです。
すなわち急がずに、のんびりスローなツアーです。
*特に野生のものを対象としたツアーでは、
対象物が見られるよう最大限の努力はしますが、
目当ての動植物が見れない場合もありますので、
それが、プロセスを重視してしている理由の1つでもあります。
エコツアープログラムでは
次の事項を基本にプログラムを組み立てています。
・楽しみおよびヒーリング
・自然の知識
・環境教育および啓発
要するに、楽しいだけでなく、
ちょっと知ったり、考えてもらうことも大事に考えています。
もちろん、遊びですから、楽しいことが一番。
それから the sense of wonder 。
日本語で簡単にいうと、不思議発見って感じでしょうか。
楽しく、ためになるツアーを心がけ、
小笠原に来てよかったと思っていただけるように努力しています。
そして、
できるだけ自然への負荷がかからないよう配慮します。
・具体的定義
人数:ガイド1人につき個人参加客の場合、通常9人まで。
(ナイトツアーは14-15人)
スタッフ:個人参加人数10人以上はガイド2人体制となります。
*グループなどの場合は、状況に応じて対応します。
・野生動植物への配慮
基本的に全てのウォッチングは控えめにを原則としています。
対象によって違いますが、時間や距離に余裕を持たせます。
科学的な根拠に基づいた、研究者のデータにより、ガイドラインを決めます。
マルベリーの経験やデータに基づくこともあります。
接触に関しては、ツアー体験の重要な要素でもあるので、状況や対象による。
植物・菌類は希少種以外は接触可、動物・昆虫は基本的には触らない。
負荷を抑えるため、他の業者さんとのバッティングをなるべく避けます。
野生動物には餌付けをしない。(海洋も同様)
野生動植物の持ち帰りをしない。(外来種も含む)
写真撮影については、野生動物への影響をおさえるため、
ストロボ撮影はなるべく少なめにするよう、お願いしています。
#夜間のオオコウモリ・アオアウミガメなどの撮影は
難しいと思っていただいたほうが無難です。
環境への配慮:
あたりまえのことが多いですが、
ゴミはすべて持ち帰り。落ちているのに気が付けば拾う。
煙草はできれば禁煙。喫煙の場合も休憩時のみでお願いします。
(携帯灰皿持参のこと)。
用便:現状では、紙は持ち帰り。
原則、道をはずさない。
エコヘアーを実践(単なる坊主ともいう)—シャンプーいらず。
・環境や社会への還元
受益者負担とも考え、自然保護や保全活動及び調査に参加。
(労働での負担・対価のあるなしを問わずできる範囲で))
有益な情報は、なるたけ、公開しつつ、保全や保護を図りたい。
小さい島なので、隠しても、いずればれる。
あるいは、確信犯が必ずいる。
地域活動に参加。小学校の総合的な学習にも協力。