森歩き
東平アカガシラカラスバトサンクチュアリー&初寝山
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1 「ルート概略」
このルートは東平という名のとおりなだらか地形の森林です。
指定ルートで入林パスとサンクチュアリーパスとが必要です。入り口付近は乾性低木林でバファーゾーンのエリアは沢があり湿性タイプの高木林です。
自然観察路やバッファーゾーンルートを周回すると1.5時間~2時間ほどのコースとなります。
(バッファーゾーンは11月より3月末まで野生動物の保護のため歩けません。)なお初寝山へ目指すルートは、沢からの分岐より30-45分ほどかかります。
地形は尾根道でなだらかですが、乾性小低木林でやぶ漕ぎのような道です。初寝山からの東側の眺めは絶景です。
初寝山往復コースは2時間ほどです。 -
2 東平モデルルート
入り口にすぐに外来種除去のための足ふきマット、案内看板、人数カウント装置があります。
靴をマットでゴシゴシこすります。
案内板でコースの概要説明をを受けます。
人数カウント装置に石を入れますコースのはじめは旧道跡の自然観察路です。
わりとゆったりとした道で、砂利敷きやサンゴ敷きとなっていますす。しばらくはシマイスノキ・ムニンヒメツバキ型乾性低木林です。
固有種は普通にあり、稀少植物もまじっています。入り口から10-15分ほどで分岐に来ます。
左側の門のある木道を行きます。
少し行くと刈れ沢を越えます。(雨の日は水が流れています。)
それを越えると、ムニンノボタンの植栽地(保護増殖)です。
8月ころ花の時期です。このあと道はツルアダンがおい繁るところを抜けます。
沢のところで、分岐になります。
沢を越えると、初寝山に至る乾性小低木林へと。沢を越えずに右に入ると、期間限定(11/1~3/31閉鎖)のバッファーゾーンです。
沢筋に並行するように道は奥に続きます。
道は2回ほど沢を越えます。
湿性の高木林へと移り変わっていきます。だんだんジャングルのようです。バッファーゾーンの奥の方は沢筋と森林の中の道を一回りします。
コース中で一番高木性の場所です。その後、戻りつつ、沢筋の別な道に別れ、小さな丘を越えます。
丘の上は明るい森林です。
すぐに下ると、メヘゴ(木性シダ・父島特産)の群生地です。
ほとんど日の差さない場所です。もうその上はすぐ広い自然観察路です。
ゆっくり下っていくと、木道との分岐まで戻ります。そこにはイスがあるので一休みもいいでしょう。
ここからあとは10-15分。
一度通った道。おさらいをながら歩いてみて下さい。無事、駐車場に戻りつきました。お疲れ様でした。
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3 門(入口)
東平の入り口です。
ノヤギ・ノネコ排除ネットがあるので、閂をはずして出入りします。
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4 説明板、外来種対策、カウンター
門から50mほどです。
説明板、外来種対策装置、人数カウンターなどが設置。
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5 観察路分岐
入り口から10分ほどにある分岐
左に行くと初寝山方面にも行けます。
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6 ノボタン植栽地
分岐を左に行くと、ムニンノボタン植栽地がすぐ。
7-8月が花期。
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7 沢
ルートは数回沢を越えたりします。
ほとんどの時期は水量は少ないので、靴で大丈夫。
沢で生物観察します。
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8 バッファーゾーン
バッファーゾーンは亜熱帯らしい高木林。
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9 アカガシラカラスバト
冬期繁殖場所の保護のため設定されたサンクチュアリー。
アカガシラカラスバトに出会うことはまれです。
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10 バッファー終点
バッファーゾーン終点。
ここで別ルートで引き返します。
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11 初寝山モデルルート
沢までは東平と同じ。
沢のところで、分岐になります。
沢を越えると、初寝山に至る乾性小低木林へと続きます。
沢から初寝山までは30分ほど。
ほぼずっと小低木林の中をかき分けながら歩く感じです。
途中から道はやせ尾根の上になります。
小起伏がある程度で、わりとなだらかです。
途中、一度岩場の展望地に出ます。
さらに小低木林をあるくと、初寝山直前の岩場に出ます。
そこを先端まで進むと、終点です。
東島、石浦など、東側の展望が抜群です。
帰路は同じ道を沢まで戻ります。その後、東平のバッファーゾーンを通れば、東平と初寝山ルート制覇です。
しめて2.5時間ほど。
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12 初寝山
ルートの終点です。
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13 ツアーは?