小笠原マルベリー

オオハマボッス開花中(’23/3月中旬)


 

概要

 

’23/3月中旬、

オオハマボッス(サクラソウ科・固有種)は開花中。

 

オオハマボッスの花・・払子に見える?

 

3月初旬ぐらいから、開花を見たのは、

南島、初寝山、お祭り広場(植栽)など。

ノヤギの食害のため、

父島での自生株はかなり少ない。

 

昨年も同じような時期に開花している。

 

オオハマボッス開花中(植栽木・’22/3月初旬)

 

本種は越年草(二年生草本)で、

果期を終えると枯れる。

 

新たに出てくるのは萌芽ではなく、

種子から発芽の実生のようだ。

実生は、

前年に生育していた場所近くに多いようだ。

二年草オオハマボッス個体群における空間分布の年変動 (jst.go.jp)

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

大神山公園お祭り広場植栽株

 

南島自生株

 

南島では多数の株が自生している

 

 

茎は多数に分枝する

 

総状花序に下方から順に開花する

 

花は白5裂、おしべ5、めしべ1

 

 

 

 

 

見るには?

 

植栽では、

お祭り広場や大神山公園ヒメツバキの谷など。

 

自生地では、

海岸だと南島やジョンビーチ周辺。

 

 

山の上の岩場でもまれに生えている。

山で出ている場所があれば、森歩きで紹介する。

 

 

’23年春は初寝山付近で生えていた。

 

東平&初寝山(森歩き)

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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