小笠原に来なくてはいけない理由、その13「アオウミガメの食文化を楽しめる」
目次
小笠原に来なくてはいけない理由、その13「アオウミガメの食文化を楽しめる」
概要
小笠原の海で見られるウミガメはほとんどアオウミガメです。
回遊性のウミガメで、
冬場は餌場となる本州沿岸に行き、繁殖期となる春に戻ります。
産卵期は5-8月ごろです。
小笠原では、
アオウミガメを古くから食用利用しています。
東京漁業調整規則により、
アオウミガメは135頭の捕獲が認められています。
実際には、年間100頭程度が食用となっています。
現在、アオウミガメを食用利用しているところは、
八丈島や小笠原など、ごくわずかしかないと思います。
しかし、
小笠原ほど普通に流通しているところはないでしょう。
島内飲食店の多くで、ウミガメ料理が食べられます。
定番は刺身と煮込みです。
刺身は赤身で馬肉のような感じで、
特有の癖もほとんど感じません。
煮込みは何とも言い難い独特の味わいです。
決して美味とは言い難いですね。
ダメな人とクセになる人と両方あるかなという感じです。
決して万人に受ける味というわけではありません。
ほかにも
ホルモン、唐揚げ、チャーシューなどあります。
(なおトップの写真はカメチャーシューです)
春が捕獲の時期ですので、
3-5月ごろだと限定品が出たりします。
レバー、ハツ、白子、卵、こぶくろ、テッパなど。
あーあ、
アオウミガメが食べてること、ばれちゃった。
食べ方色々
定番 刺身
赤味の柔らかい肉
あっさりであまり味は感じない
半解凍でルイベのようにして食べるのもあります
定番 煮込み
あらゆる部位を塩と玉ねぎで煮込んだもの
通年 カメポン酢
煮込みをポン酢仕立てにしたもの
あっさりして食べやすい (丸丈で提供)
通年 カメチャーシュー (丸丈で提供)
骨に近い肉の部分をチャーシューのようにしたもの
まわりが煮凝りになり甘くて食べやすい
通年 カメホルモン (丸丈で提供)
肉を野菜といためてホルモン焼きに
限定 卵
わりとあっさりしている
限定 レバー
肉のレバーと食感や味はほぼ同じ
限定 コブクロ煮込み。
コブクロ、すなわちメスの子宮
少しコリコリしていて、
時にクセもなく食べやすい部位です。
むしろ味もあまりない感じでした。
限定 てっぱ(テッパ)
手足の部分で、ゆでてスライスしたもの
緑の皮と、赤みの肉の部分です。
食してみると、わりとあっさりとした豚足という感じ
特にクセもなかったです
限定 奥・ハツ 手前・レバー
ハツはコリコリとして食感
限定 白子(オスの精子)
魚類の白子と同様の食感・味
トロ―っとした触感、うましです
食べるには?
刺身と煮込みは
夜のたいがいの店で食べられます。
昼は寿司屋ぐらいです。
食べる – 小笠原村観光協会 (ogasawaramura.com)
寿司割烹の丸丈さんでは
チャーシュー、ホルモン、カメポン酢などもあります。
定番の刺身や煮込みも食べられます。
参考「小笠原に来なくてはいけない理由」
小笠原ならではのこと、ナンバー1、オンリー1のことを集めてみました。
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