小笠原マルベリー

タコノキの特徴(アダンとの比較)


 

 

概要

 

小笠原でおなじみのタコノキ(タコノキ科・固有種)。

村の木にも指定されています。

雌雄異株で、大きな果実や支柱根が特徴的です。

 

夜明・湾岸道路での自生植物(18)タコノキ

 

日本には南西諸島によく似たアダンがあります。

アダンとタコノキは近縁種。

(タコノキの祖先がアダンであろうと思います)

 

アダンを見たことある人は、

アダンと思うかもしれません。

でも、小笠原のはタコノキです。

小笠原ではアダンは

ほとんど持ち込まれていないはずです。

 

ただし、島内には、

外国産のビヨウタコノキが持ち込まれています。

葉のふちが赤みを帯びてアカタコといわれて、

タコノキと区別しています。

 

アカタコといわれるビヨウタコノキは外来種

 

ここからはタコノキとアダンの比較です。

 

 

 

 

 

比較

 

 

タコノキ 幹のトゲ

タコノキのトゲはわりと優しく、アダンは鋭いです。

 

 

 

 

同  葉のトゲ

タコノキのトゲはわりと優しく、アダンは鋭いです。

 

 

 

樹形

 

樹形、

タコノキはわりとまっすぐのび、

アダンはわりと曲がりくねっています。

タコノキは街路樹にも向いています。

 

 

 

 

果実

 

タコノキ果実、

タコノキの方が集合果が大きくて、ごつごつとしています。

1つの果実に含まれる種は3が普通です。(ばらつきあり)

 

アダン果実

 

 

 

 

分布域

 

分布域、

タコノキは海岸から山頂まで島全域に分布しています。

アダンは海岸に近いような場所のはずです。

 

タコノキとアダン、こういった違いがあります。

 

 

 

 

 

 

その他

 

タコノキは

オガサワラオオコウモリが果実の散布役です。

 

小笠原では、タコノキはそこいら中にあって、

どこでも見られる固有種です。

 

夜明・湾岸道路での自生植物(18)タコノキ

 

ツアー中もあちこちで生えています。

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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