「アホウドリを追った日本人」(平岡昭利)
2015年発行、
「アホウドリを追った日本人」(平岡昭利)。
明治期、
南洋進出の大きな目的はアホウドリ。
アホウドリの撲殺により、
羽毛を採取し巨利を得る。
時を経て、アホウドリも減り、
資源採取はリン鉱へとシフトしていく。
主な舞台は、鳥島、南鳥島、沖大東島、
尖閣、ミッドウェイ、南シナ海の島など。
登場人物は、
玉置半右衛門、水谷新六など。
現地に赴いた使用人は、
過酷な生活が待っていたようである。
ハワイ方面の自然保護区設定には、
こういった日本の資源搾取に進出したことが背景に。
本書では、
小笠原に関係する島(南鳥島)、
人(玉置半右衛門、水谷新六)も出る。
目次
プロローグ
第1章 アホウドリを追って
──「海の時代」の到来
第2章 鳥類輸出大国「帝国」日本と無人島獲得競争
第3章 糞を求めるアメリカ人・鳥を求める日本人
第4章 アホウドリからリン鉱へ
──肥料・マッチ・兵器の原料を求めて
エピローグ──アホウドリから始まった
あとがき
参考文献
アホウドリ関連年表
参考