ドクベニタケであろうか?

目次
概要
’25/11月中旬、リュウキュウマツの樹下で、
ドクベニタケと思われるきのこを複数見た。
小笠原では似た種でチシオハツも発生する。
この2種はとてもよく似ていて同定が難しい。
しかもリュウキュウマツの樹下で発生するのも同じ。
今回見たものは、
柄に赤味がなく、白いだけなので、
ドクベニタケと考えた。
いずれにせよ、
この2種は食用には適さない。
さらに、
ドクベニタケは和名の通り、毒のあるきのこである。
間違っても食べないようにと。
小笠原では、リュウキュウマツの樹下に、
食用に適するハツタケやアカハツが出る。
この2種は傘の色はやや似るが、
ひだも傘の部分と同色で、すぐ見分けがつく。
ということで、
ドクベニタケとチシオハツは食不適、
アカハツとハツタケは食用となる。
現地の様子

この個体は直径4㎝ほど
リュウキュウマツの樹下で発生

傘は赤味が強い

ひだは白い

ひだと柄は白い
柄に紅味がないので、ドクベニタケと判断
見るには
きのこはシーズン性もあるので、
いつも見られる場所というのはない。
発生個所はリュウキュウマツの樹下。
そういう場所は父島には多い。
発生しているときは
森に入る各種ツアーで紹介したりする。
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