小笠原マルベリー

夜明・湾岸道路一周での自生植物(番外)オオハマギキョウ

 

 

はじめに

 

夜明・湾岸道路一周で見られる自生植物は

90種類ほどある。

1種類ずつ、

特徴や見られる場所を紹介していく。

島一周 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)

 

小笠原で見られる維管束植物(種子植物・シダ)

 

 

 

 

概要

 

キキョウ科・固有種のオオハマギキョウ。

 

<説明板>

 

花期は一般的には6-7月頃。

花は一回結実性(一回結実したら枯れる)で、

実生となって5-6年で開花・結実する。

結実後は枯れてしまう。

 

オオハマギキョウは

草丈が2-3mにまでのび、常緑多年草となっている。

草本の木本化現象が見られる種である。

こういう現象は遺産価値の1つ。

untitled

 

 

分布は

父島、東島、聟島列島、母島列島など。

父島では

絶滅に近いぐらい個体数が少なくなっている。

これはノヤギの食害によるもの。

 

<東島の自生地>

 

 

<聟島列島・媒島自生地>

媒島視察(2019-2-19): マルベリーの日記&小笠原情報箱

 

 

夜明・湾岸道路一周では、自生ではないが、

奥村グランドの植栽株が見られる。

そのため、番外とした。

 

小笠原で、キキョウ科植物は、

本種(固有種)とヒナギキョウ(広域分布種)の2種。

父島列島には本種のみ自生します。

 

 

 

 

 

 

和名

 

オオハマギキョウは「大浜桔梗」と書く。

 

和名の通り、

大きくて、浜に生息する、キキョウ(桔梗)。

 

葉が多数なので、かつて島では、

「千枚葉(せんまいば)」と、言われたようだ。

 

 

 

 

 

実際の様子

 

 

実生後、5-6年で花をつける

 

花期になると、

茎の先端部をのばし、花序をつける

一回結実性なので、花・果実は1回限り

 

 

 

円錐花序の先に多数の花をつける

 

花冠は2唇形ですが、

上唇・下唇が合生し、

5裂の1唇形のようになっている

 

雌雄蕊(おしべとめしべ)は一体

おしべ5、中央部にめしべ1

 

花を斜めから見たところ

 

葉は細長く(狭倒披針形)、

表面はツヤツヤしている

縁は前縁で、裏側にやや巻き込む

 

 

多数の葉がある

 

 

茎は木質化し、やや太くなっている

 

 

 

 

見るには?

 

父島では野生株はほぼ見られない。

植栽株は、大神山公園お祭り広場、

奧村グランド周辺などで見られる。

 

大神山公園は、

ツアーの集合場所にもなっているので、

集合時に見ることができる。

 

全ツアーメニュー

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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