柄に紅色を帯び、傘の中央がくぼむ「チシオハツ」

目次
概要
例年、11-12月ごろ、
発生の記録があるチシオハツ。
リュウキュウマツの樹下で発生する菌根菌。
小笠原では
似たものにドクベニタケも発生する。
チシオハツ(血潮初) (Russula sanguinea) –
区別しやすい点は、
柄に紅色を帯びるか、傘の中央がくぼんでいるか。
この2つがあれば、チシオハツである。
チシオハツは毒ではないが食には不適。
ドクベニタケは毒きのこ。
いずれも食には適さない。
実際に食に適していたとしても、
世界遺産地域の小笠原では、きのこの採取も難しい。
和名
チシオハツは「血潮初」と書く。
血潮色したハツタケの意味。
ハツタケは「初茸」と書くが、、
秋に他のきのこに先駆けて出るという意味合い。
現地の様子

傘は紅色
直径は5㎝ほど(ばらつきあり)

傘の中央部がくぼむ

柄は白だが、紅色を帯びる

紅色を帯びた部分

ひだは白
見るには
きのこはシーズン性もあるので、
いつも見られる場所というのはない。
発生個所はリュウキュウマツの樹下。
そういう場所は父島には多い。
発生しているときは
森に入る各種ツアーで紹介はする。
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