小笠原マルベリー

柄に紅色を帯び、傘の中央がくぼむ「チシオハツ」

 

概要

 

例年、11-12月ごろ、

発生の記録があるチシオハツ。

チシオハツ | 小笠原マルベリー

 

リュウキュウマツの樹下で発生する菌根菌。

 

小笠原では

似たものにドクベニタケも発生する。

チシオハツ Russula sanguinea ベニタケ科 

ドクベニタケ Russula emetica ベニタケ科 

チシオハツ(血潮初) (Russula sanguinea) – 

ドクベニタケ – Wikipedia

 

チシオハツか?ドクベニタケか?

 

区別しやすい点は、

柄に紅色を帯びるか、傘の中央がくぼんでいるか。

この2つがあれば、チシオハツである。

 

チシオハツは毒ではないが食には不適。

ドクベニタケは毒きのこ。

いずれも食には適さない。

 

実際に食に適していたとしても、

世界遺産地域の小笠原では、きのこの採取も難しい。

 

 

 

 

 

 

和名

 

チシオハツは「血潮初」と書く。

血潮色したハツタケの意味。

 

ハツタケは「初茸」と書くが、、

秋に他のきのこに先駆けて出るという意味合い。

ハツタケ – Wikipedia

 

 

 

 

現地の様子

 

 

 

傘は紅色

直径は5㎝ほど(ばらつきあり)

 

傘の中央部がくぼむ

 

 

柄は白だが、紅色を帯びる

 

紅色を帯びた部分

 

ひだは白

 

 

 

 

 

見るには

 

きのこはシーズン性もあるので、

いつも見られる場所というのはない。

 

発生個所はリュウキュウマツの樹下。

そういう場所は父島には多い。

 

発生しているときは

森に入る各種ツアーで紹介はする。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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