夏場、南島で営巣するカツオドリ(遠望)

目次
概要
’25/9月下旬、
南島に植物調査で上陸する機会があった。
夏場、
南島では海鳥の営巣地になっている。
営巣する海鳥としては
カツオドリ、オナガミズナギどり、アナドリナドなど。
その中で、
カツオドリだけは地上営巣タイプである。
そのため、
見通しがいいところでは遠望でもよく見える。
巣立ち前のヒナも多数見える。
観察にいい時期だったので、
休憩時間にカツオドリの営巣状況を遠望した。
その様子を紹介する。
現地の様子

サメ池側の斜面の営巣場所

親鳥とヒナ
ヒナはまだ真っ白
巣立ちが近くなると、黒い毛が生えてくる

手前:親鳥とヒナ
奥:巣立ち近いヒナが単独で
現地の様子<動画>
群れ飛ぶところ
営巣中の親とヒナ
和名
カツオドリは「鰹鳥」と書く。
小魚をエサにしていて、カツオを獲るわけではない。
大型魚類に追われて海面付近にきた小魚を狙い集まるから、
カツオなどの群れを知らせる鳥とみなされたことから。
見るには
夏場に南島に行くと、
カツオドリは地上で営巣している。
そのため、遠望でも十分観察できる。
南島に行く、ボートツアーにご参加いただきたい。
*なお南島だけを目的としたツアーはほとんどない。
カツオドリは父島ではほとんど営巣はない。
まれに、
山頂や展望台から、飛翔するのを見ることがある程度。
陸域ツアーではほぼ期待しない方が無難。
前の記事へ
