「第2図書係補佐」(又吉直樹)

目次
概要
2011年発行、
「第2図書係補佐」(又吉直樹)。
まずは余談から。
この本で、
「幻冬舎ちよしもと文庫」というサブレーベルを知った。
さて本題。
本書は、劇場で発行していたフリーペーパーで、
著者が担当した本を紹介するコラムから。
実際には、本の紹介というよりは、
又吉氏の人生の紹介に近い。
「はじめに」を引用すると、
「人生の生活の傍らに常に本の存在があるということを
書こうと思った。」
本を読んで、思い出せたこと、思いついたこと、
救われたことなどが書かれている。
文章構成としては、
ある意味、オチとして、最後に作品名が出てくる。
もちろん各文章のタイトルで、
作品名は分かってはいるが・・
本書の最後には、
芥川賞作家・中村文則氏との対談も収載。
紹介する作品
選ばれた本は
さまざまなジャンルがある。
実際に、
僕が読んだことがある作品はそれほど多くはなかった。
「銀河鉄道の夜」と他数作品程度であった。
又吉氏とは
読むジャンルがやや違うようだ。
参考:芥川賞作品「火花」

又吉氏は、
第153回(2015年上期)芥川賞を受賞している。
作品名は「火花」。
芥川賞とは、
純文学の新人あるいは無名な人に与えられるもので、
対象作は短篇あるいは中篇ということである。
「火花」は150ページ弱。
花火の場面で始まり、最後も花火の場面がくる。
僕(徳永・漫才師)が漫才師・神谷と出会う。
僕は弟子入りを志願し、
神永は僕に神永の自伝を書けという。
そうして、2人の付き合いが始まる。
漫才師同士の会話の中に
お互いの生き様が描かれている。
なにゆえタイトルは火花なのか。
僕と徳永のやり取りが火花なのか。
あえていいたいことを逆にいうというネタがあり、
花火を火花にしたのか?
作家はこの小説と同じジャンルの職業。
現実と創造がまじっているのであろうか?
気になる。
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