小笠原マルベリー

「第2図書係補佐」(又吉直樹)

 

 

 

概要

 

2011年発行、

「第2図書係補佐」(又吉直樹)。

『第2図書係補佐』又吉直樹 | 幻冬舎

 

まずは余談から。

この本で、

「幻冬舎ちよしもと文庫」というサブレーベルを知った。

幻冬舎文庫 – Wikipedia

 

さて本題。

本書は、劇場で発行していたフリーペーパーで、

著者が担当した本を紹介するコラムから。

 

実際には、本の紹介というよりは、

又吉氏の人生の紹介に近い。

 

「はじめに」を引用すると、

「人生の生活の傍らに常に本の存在があるということを

 書こうと思った。」

 

本を読んで、思い出せたこと、思いついたこと、

救われたことなどが書かれている。

 

文章構成としては、

ある意味、オチとして、最後に作品名が出てくる。

もちろん各文章のタイトルで、

作品名は分かってはいるが・・

 

本書の最後には、

芥川賞作家・中村文則氏との対談も収載。

 

 

 

 

 

紹介する作品

 

 

選ばれた本は

さまざまなジャンルがある。

 

実際に、

僕が読んだことがある作品はそれほど多くはなかった。

「銀河鉄道の夜」と他数作品程度であった。

 

又吉氏とは

読むジャンルがやや違うようだ。

 

 

 

 

 

 

参考:芥川賞作品「火花」

 

 

又吉氏は、

第153回(2015年上期)芥川賞を受賞している。

作品名は「火花」。

芥川賞とは、

純文学の新人あるいは無名な人に与えられるもので、

対象作は短篇あるいは中篇ということである。

 

「火花」は150ページ弱。

花火の場面で始まり、最後も花火の場面がくる。

僕(徳永・漫才師)が漫才師・神谷と出会う。

僕は弟子入りを志願し、

神永は僕に神永の自伝を書けという。

そうして、2人の付き合いが始まる。

 

漫才師同士の会話の中に

お互いの生き様が描かれている。

 

なにゆえタイトルは火花なのか。

僕と徳永のやり取りが火花なのか。

あえていいたいことを逆にいうというネタがあり、

花火を火花にしたのか?

 

作家はこの小説と同じジャンルの職業。

現実と創造がまじっているのであろうか?

気になる。

『火花』又吉直樹 | 単行本 – 文藝春秋

 

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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