小笠原マルベリー

陸軍夜明山西側山中洞窟陣地・・三八式十糎加農砲


 

陸軍夜明山西側山中洞窟陣地・・三八式十糎加農砲

 

概要

 

夜明山西側山中(境浦寄り)の陸軍洞窟砲台。

二見湾を見下ろす場所です。

 

今のところ、この砲台に関する資料がほとんどありません。

きちんとして場所の名称も分かりません。

 

壕の中の砲は2門で、

三八式十糎加農砲と思われますが、確定ではありません。

要調査です。

 

2門ともかなり壊されていますが、1門はまだそこそこ分かる状態です。

 

現在、ここに至る道もかなりわかりにくくなっています。

(観光利用はできる場所ではありません)

当時はしっかりした道がついていたと考えます。

 

洞窟陣地は入り口が崩落しています。

砲台の銃眼から入るしかない状態です。

ただし、内部の岩盤はしっかりしています。

 

 

 

 

実際の様子

 

砲座1 三八式十糎加農砲と思われます。

 

同1 内部から

 

同1 砲座の上の壁に目標の地名と距離(m)が書かれています。

 

 

砲座2

 

 

内部にある木棚

 

砲台付近からの展望  湾口を狙う

 

 

 

訪れるには?

 

ここは保護地域で、指定ルートからもそれるので、

観光ではガイドすることはできません。

 

小笠原・父島の戦跡

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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