黄花のキダチキンバイ(八瀬川の水辺で)
目次
八瀬川の水辺で、黄花のキダチキンバイ
概要
北袋沢付近の八瀬川で、
キダチキンバイ(アカバナ科・外来種)がよくしげっています。
本種は、水辺に野生化して、雑草のようにしげっています。
そこから上流の常世川沿いでも、数カ所で生えています。
花期は夏場のようで、
その時期、黄花が見られます。
小笠原での分布は父島だけのようです。
父島では八瀬川系の流域ぐらいでしか認識しておらず、
他の分布はよく分かりません。
小笠原でアカバナ科植物というと、
コマツヨイグサ(外来種)のほうがなじみがあります。
和名
キダチキンバイは「木立金梅」と書きます。
茎が木質化して、立ち上がるので、
木立(キダチ)なのでしょう。
金梅(キンバイ)は
黄色(金色)の花で梅に似ているところからです。
また、
ウスゲキダチキンバイとも言うようです。
実際の様子
八瀬川の水辺でしげっています。
低木状の多年草です。
木立というとおり、茎が木質化しやや立ち上がります。
水のあるところでも生えています。
花は黄色4弁、花は葉腋につきます。
花は黄色4弁、花は葉腋につく。
おしべは8、めしべ1(柱頭にうすい十字の溝)。
花の正面からだと
おしべの本数が分からない状態です。
花を横から見ると、おしべの本数が分かります。
葉は細長い、長披針形。
見るには?
確実に見られるのは北袋沢の八瀬川水辺です。
水辺に下りるには、
2mほどの擁壁があって、なかなか大変です。
千尋岩ルートの入口付近ですが、
外来種であまり目立たないので、
ツアーで紹介することもめったにありません。
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