小笠原マルベリー

奄美大島龍郷町無線塔跡(’22/12月末・’17/11月)


 

概要

 

’17年11月、’22/12月末それぞれに、

奄美龍郷町の赤尾木送受信所の無線塔を訪れました。

 

無線塔|鹿児島県龍郷町 (tatsugo.lg.jp)

無線塔 | 龍郷町 観光ガイドブック 特設サイト (machi-iro.com)

 

これは、昭和13年(1938年)に、

逓信省が建てた無線塔です。

当時は10基ありましたが、現在は 3基が残っています。

ですから、軍事施設ではありません。

逓信省 – Wikipedia

 

戦時中は攻撃目標になったようですね。

奄美大島への攻撃2 | 内地への機銃掃射(ガンカメラ)映像・改 (fc2.com)

 

この送受信所は、終戦後、

名瀬統制無線中継所赤尾木分室として、

1962年(昭和37年)8月まで使われました。

 

3基あるうち、近づくことができるのは1基だけです。

しかも、内部まで見学可能です。

これは耕作地の中にあります。

 

他の2基は樹林の中に埋没する形で残っていて、

遠望するのみです。

そのうちの1基は

つる性植物が絡んでいて、緑の塔に見えます。

 

 

 

 

 

無線塔

 

 

(1)近づける1基 全景

 

(1) 最上部

 

(1)地上部

 

(1) 内部

 

(2)別な1基 近づけず遠望

 

 

(3) つるがからみ緑に見える1基 遠望

 

 

(3) 別なアングルから遠望

 

 

 

 

 

 

参考 

 

針尾送信所(佐世保市): マルベリーの日記&小笠原情報箱 (seesaa.net)

 

依佐美送信所記念館(’21/5月訪問)

 

海軍通信隊夜明山送信所

 

島旅レポート

 

国内各地の戦跡

この記事を書いた人

吉井 信秋

大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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