橙色の花が目立つヤハズカズラ
目次
概要
つる性の多年草、
ヤハズカズラ(キツネノマゴ科・外来種)。
明治12年(1879)、
セイヨウミツバチの蜜源植物として導入されたよう。
小笠原諸島歴史日記(上巻・p144)に記載あり。
小笠原では
父島、弟島で野生化しているようだ。
父島では北袋沢などで野生化している。
つる性のため、地上部や崖地をはっていたり、
樹木にからみついていたりする。
花はほぼ通年で見られる。
橙色でよく目立っている。
小笠原でのキツネノマゴ科植物は
自生はなく、すべて外来種である。
和名
ヤハズカズラは「矢筈葛」と書く。
葉の形がヤハズ(矢筈)に似ている、
つる植物(葛)ということ。
ヤハズカズラ | 山科植物資料館 (yamashina-botanical.com)
色々品種はあるが、
属名からツンベルギアともいうようだ。
実際の様子
生えている様子
地上をはっていたり、崖地をはっていたり
地上をはっている様子
崖地をはっている様子
花は漏斗状で、5裂橙色
中心部は黒っぽい色をしています。
花の付け根には苞が2枚
漏斗状の筒の中におしべ4、めしべ1
葉の形がヤハズの由来となった
見るには
北袋沢でよく見られる。
道路沿いでも見られるので、
各種ツアーで紹介できる。
千尋岩ルートでも見られるので、
そこでも紹介している。
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