小笠原マルベリー

橙色の花が目立つヤハズカズラ


 

 

概要

 

つる性の多年草、

ヤハズカズラ(キツネノマゴ科・外来種)。

ヤハズカズラ – Wikipedia

 

明治12年(1879)、

セイヨウミツバチの蜜源植物として導入されたよう。

小笠原諸島歴史日記(上巻・p144)に記載あり。

ヤハズカズラ (shotoku.ac.jp)

 

小笠原では

父島、弟島で野生化しているようだ。

父島では北袋沢などで野生化している。

 

つる性のため、地上部や崖地をはっていたり、

樹木にからみついていたりする。

 

花はほぼ通年で見られる。

橙色でよく目立っている。

 

小笠原でのキツネノマゴ科植物は

自生はなく、すべて外来種である。

 

 

 

 

 

 

和名

 

ヤハズカズラは「矢筈葛」と書く。

 

葉の形がヤハズ(矢筈)に似ている、

つる植物(葛)ということ。

 

ヤハズカズラ | 山科植物資料館 (yamashina-botanical.com)

 

 

色々品種はあるが、

属名からツンベルギアともいうようだ。

 

 

 

 

 

 

実際の様子

 

 

生えている様子

 

地上をはっていたり、崖地をはっていたり

 

地上をはっている様子

 

崖地をはっている様子

 

花は漏斗状で、5裂橙色

中心部は黒っぽい色をしています。

花の付け根には苞が2枚

 

漏斗状の筒の中におしべ4、めしべ1

 

葉の形がヤハズの由来となった

 

 

 

 

 

 

 

見るには

 

 

北袋沢でよく見られる。

道路沿いでも見られるので、

各種ツアーで紹介できる。

 

全ツアーメニュー

 

千尋岩ルートでも見られるので、

そこでも紹介している。

 

千尋岩(ハートロック)コース

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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