「サピエンス全史」(ユヴァル・ノア・ハラリ)
目次
概要
2016年発行、
「サピエンス全史」(ユヴァル・ノア・ハラリ)。
ホモサピエンスが、
動物に近いところから脱皮していき、現在に至る。
1部・認知革命、2部・農業革命ぐらいまでは
比較的読みやすい。
3部以降は、
頭脳から生み出される虚構の世界が
中心となっていく。
このあたりからはやや読みづらいところもある。
虚構とは、架空の事物。
宗教、伝説、貨幣、法制度など、
さまざまのものが虚構である。
現在の情報社会はまさにそう。
著者は最終章(20章)で、
自然選択を脱皮した人類が、向かうべき方向性も述べる。
著者が示すのは3つ、
生物工学、サイボーグ工学、非有機的生命工学。
さて、そうなるだろうか?
今後僕ら人類はどうなっていくのか?
一度だけでは理解しにくいところもあり、
再読して、じっくり読みおとをすすめる。
目次
第1部 認知革命
(唯一生き延びた人類種;虚構が協力を可能にした;
狩猟採集民の豊かな暮らし;史上最も危険な種)
第2部 農業革命
(農耕がもたらした繁栄と悲劇;神話による社会の拡大;
書記体系の発明;想像上のヒエラルキーと差別)
第3部 人類の統一
(統一へ向かう世界;最強の征服者、貨幣;
グローバル化を進める帝国のビジョン)
第3部 人類の統一
(宗教という超人間的秩序;歴史の必然と謎めいた選択)
第4部 科学革命
(無知の発見と近代科学の成立;科学と帝国の融合;
拡大するパイという資本主義のマジック;産業の推進力;
国家と市場経済がもたらした世界平和;
文明は人間を幸福にしたのか;超ホモ・サピエンスの時代へ)
参考
「21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考 」
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