小笠原マルベリー

大根山公園のヤンマーディーゼル発動機「YANMAR N16」


 

概要

 

大根山公園に置かれている、

ヤンマーディーゼルエンジンについて調査。

型式は「YANMAR N16」。

 

大根山公園・墓地に残る戦跡

 

もとはどこにあって、ここに運び込まれたかの情報は、

僕は持っていない。

 

気になるので、ちょっと調べてみた。

 

刻印のマークから推定すると、

社章は1952年以降である。

materialTimeline.pdf (yanmar.com)

(32ページ)

 

「ヤンマー50年小史」によると、

N16は1955年(昭和30年)2月に販売開始。

ヤンマーディーゼル(株)『ヤンマー50年小史』(1963.04) |

 

戦跡と並んで置かれているので、

戦前のものと認識しがちだ。

しかし、これで戦後のものと確定した。

 

つまり、

ヤンマーのエンジンは戦跡ではない。

 

1955年販売開始とはいっても、

1968年までは米軍占領下。

 

したがって、

持ち込まれたのは1968年以降だろう。

 

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

戦跡とともに並ぶ様子

 

側面全形

型式が刻印されている

 

全形

ヤンマーの社章が見える

 

社章

 

型式は「YANMAR N16」

 

 

 

 

 

見るには

 

この公園はまちから徒歩15-20分ほどで行ける。

ただし、

知名度も低いので、訪れている人は少ない。

 

戦跡ツアーではよく訪れている。

他のツアーでも、訪れることは可能。

 

全ツアーメニュー

 

この記事を書いた人

吉井 信秋

大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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