小笠原マルベリー

大根山公園・墓地に残る戦跡


 

大根山公園・墓地に残る戦跡

 

概要

 

大根山地区には

返還後に作られた大根山公園墓地があります。

 

そのエリアに残る戦跡について紹介します。

 

墓地の場所には

トーチカ、他から運ばれた火砲などの残骸、慰霊碑などがあります。

 

まちのはずれから徒歩10分ほどの場所にあります。

 

 

 

トーチカ

 

墓地の脇ににあるトーチカで、あえて残して道が設計されています。

米軍の上陸に備えて配備されたものです。

戦時中は、樹木を植えて、カムフラージュされていたものと思われます。

 

出入口は2ヶ所

 

銃眼は海の方に向かって3ヶ所

 

大根山公園トーチカの銃眼から見張るエリア

 

 

 

 

 

火砲などの残骸

 

駐車場わきの芝地に

他から運ばれたいくつかの残骸が置かれています。

 

四五式二十四糎榴弾砲の砲身先端部。

時雨山から運ばれたといわれています。

 

戦車の砲塔部。

型式・詳細不明ですが、

「九七式中戦車チハ」と書かれた個人サイトがありました。

 

 

二連式機関銃(機関砲) 型式・詳細不明

 

 

飛行機の星形エンジンの一部

 

飛行機の複列(二重)星形14気筒エンジンの一部

 

 

 

 

慰霊碑

墓地の上の段に設置された慰霊碑が2つあります。

第二魚雷艇隊戦没者之碑と父島海軍戦没者慰霊観音です。

 

海軍第二魚雷艇隊戦没者之碑

 

碑の横に経緯が書かれていますが、かなり読みにくいです。

司令倉橋安雄大尉以下300名、戦火を交え、19名が戦死と書かれています。

 

平成13年10月10日 戦友一同によるものです。

 

 

 

父島戦没者慰霊観音

 

 

碑文  

 

大西滝次郎氏(軍令部次長・自決)の夫人が、

戦後、総持寺で入魂し、建立したものです。

 

観音脇の碑は

海側が「太平洋戦争戦没慰霊碑」、山側は「小笠原諸島四百四十余柱の霊」です。

 

 

 

ツアーでは

 

この公園墓地はまちから10分ほどの歩きで行ける場所ですが、

知名度も低いので、訪れている人は少ないです。

 

そのため、島内景観ツアーや戦跡ツアーでも訪れています。

戦跡ツアー

 

自然景観(島内観光)ツアー

 

 

この記事を書いた人

吉井 信秋

大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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