「サトウハチロー 落第坊主」(サトウハチロー)
目次
概要
1999年発行、
「サトウハチロー 落第坊主」(サトウハチロー)。
もとは
「落第坊主―サトウハチロー随筆集」 (R出版 1971年)。
本書は、
詩人として有名なサトウハチローの随筆集である。
随筆では、師や友人のこと、野球のこと、
浅草の思い出などが書かれている。
古き良き時代という感じが、随所に出ている。
彼が半年ほど暮らした父島のことも、
少し書かれている。
僕が本書を読んだわけはそこである。
本文でもそのことが少し記載がある。
目次
落第坊主
母ありてわれあり
野球さまざま
わが師わが友
ボクの浅草
ASAJUSAよ、汝(そなた)こそ
失われていくもの消えてゆくもの
小笠原との縁
サトウハチローは
小笠原にわずかに縁がある。
15-16歳のころ(1918-1919)、
半年ほど小笠原・父島で暮らした。
不良少年だった彼を更生させるために、
連れてこられた。
付き添いは福士幸次郎。
彼のおかげで、
感化院(修斉学園)には入らずにすんだ。
第30巻(DK300101k)本文|デジタル版『渋沢栄一伝記資料』|
父島に滞在中に、
詩を書くようになったようだ。
これらのことは
小笠原諸島歴史日記にも記載あり。
飛田穂洲
飛田穂洲は、
本文中、野球のことが書かれた部分で登場。
飛田は早稲田と縁が深く、
サトウも早稲田中学に在籍したことがある。
なお、これは僕とのご縁だが、
飛田は旧制水戸中学卒で、現在の水戸一高にあたる。
校内には飛田氏の像があり、
そこにはサトウハチローの詩が書かれている。
(はじめの詩 まんなかの詩 終わりの詩)
説明_飛田穂洲 – 茨城県立水戸第一高等学校 (ibk.ed.jp)
参考図書
図書 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)
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