小笠原マルベリー

ムニンフトモモの花弁は早落性


 

概要

 

ムニンフトモモ(フトモモ科・固有種)は

開花すると真っ赤な色が目立つ。

 

まっ赤なおしべが目立つムニンフトモモの花

 

花は集散花序でまとまって開花するので、

なおさら目立つ。

 

しかし、目立つのは花弁ではない。

真っ赤な多数のおしべが目立っている。

 

花弁は4弁で赤味を帯びる白っぽい色。

早落性のため、開花してしばらくすると、

ほとんどわからないぐらい。

 

たまたま、

保護増殖個体で花を近くで見る機会があった。

その個体で花弁に注目してみた。

 

保護増殖個体を栽培している団体に、

お礼申し上げる。

 

 

 

 

 

 

花の様子

 

 

つぼみのころ、帯緑色は萼片

 

花序にまとまった花をつける

 

開花して時間がたつと花弁は落ちてしまう

 

 

開花直後は花弁もある

花弁は早落性5弁、赤味のある色

おしべ多数、めしべ1

 

目立っているのはおしべ

 

赤味のある花弁

 

 

 

 

 

見るには

 

遠望でよければ、千尋岩ルート沿いで、

9-10月ぐらいごろ、花は見られる。

 

千尋岩(ハートロック)コース

 

2024年時点、ルート沿いで、

花が間近で見られるところはない。

 

保護増殖個体がいくつかあるので、

環境省などで、展示されることがあるかもしれない。

 

 

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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