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まっ赤なおしべが目立つ、ムニンフトモモの花


 

まっ赤なおしべが目立つ、ムニンフトモモの花

 

ムニンフトモモ(フトモモ科・固有種)が花期を迎えています。

 

以前は、植栽株で、

道路沿いで見られる場所がありましたが、台風でやられてしまいました。

 

 

現在は、歩道にある展望地の植栽株が近くて見やすい株です。

ただし、写真のように、花を見上げる状態です。

ここもあと1株だけになってしまいましたが、幸い、今年も花をつけけました。

 

本種は高木性の樹木です。

山中の野生株ではかなり大きな個体もあります。

 

 

花は早落性の白い花弁5で、おしべ多数、めしべ1です。

目立っているのはおしべです。

 

 

この写真は白い花弁がわずかに残っていたものです。

中心部に赤いめしべが1つ、まわりを囲んでいるのは多数のおしべです。

 

 

葉は対生についています。

 

 

葉の裏の葉脈は主脈以外はほとんど分からない程度です。

 

 

分布は父島がほとんどで、兄島で2個体確認されていました。

最近、兄島の生育場所に行ったのですが、見つけられませんでした。

見つけられなかったのか、枯れたのかは、まだ確定できません。

 

全個体数は10年ほど前は350本ほどと言われていました。

最近はきちんと個体数の確認が行われていないと思いますが、

枯死する個体も見ているので、減っているような気がします。

 

なおフトモモは蒲桃で、太股(太腿)ではありません。

念のため。

 

小笠原ではフトモモ科自生種は

ムニンフトモモ、ヒメフトモモ(固有種)、アデクモドキ(広域分布種)の3種です。

 

ただ、最近は、

ヒメフトモモとアデクモドキは区別せず、ヒメフトモモとする傾向があります。

 

フトモモ科植物で果実が食用になるものは島でも栽培されています。

グァバ(バンジロウ、キミノバンジロウなど)、ピタンガなどです。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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