小笠原マルベリー

’20/8月中旬、アサヒエビネ現地植栽株が開花


 

’20/8月中旬、アサヒエビネ現地植栽株が開花

 

概要

 

アサヒエビネ(ラン科・固有種)現地植栽株が開花しました。

まだ咲いているのはわずかです。

 

野生株の個体はまだ未確認ですが、

時期はさほど変わらないかと思います。

 

花期は個体によってそれなりにばらつきがあります。

花の遅い株もあるので、10月ごろまで花は見られる可能性があります。

 

1つの個体でも、花序の始めと終わりでかなり差があるので、

半月以上は咲いています。

 

 

 

和名

 

アサヒエビネ、漢字では「旭海老根」です。

旭とは

父島の旭山に由来するものだそうです。

 

余談ですが、

ちなみにうちの長男も旭(あきら)です。

 

 

 

 

 

 

花期が近づくと、

花茎をのばし、総状花序の下の方から順次咲き始めています。

 

淡黄色の花で

唇弁が下向きか横向きで咲いています。

萼片3、花弁3(唇弁1,花弁2)ですが、

いずれもやや反り返るのが普通です。

花に近づいても、

このエビネはまったく香りはありません。

 

唇弁1はT字(十字)型、側花弁2、背萼片1、側萼片2があります、

萼片のほうが花弁より大きめです。

 

唇弁に対角の向かいあう大きい形のものが背萼片。

背萼片に近い、細い斜め上向きの1対が側花弁。

唇弁に近い横向きの広い1対が側萼片です。

 

花弁のほうが、萼片よりも、

前後でいうと、手前に位置しています。

 

花冠の中央にある白っぽい部分が蕊柱(ずいちゅう)です。

花粉塊は8です。

*蕊柱:おしべ・めしべが融合したもの

 

 

 

 

 

 

見るには

 

アサヒエビネは複数のコースで見られます。

そのため、ツアーでは森でも山でも見ることはできます。

リクエストがあれば、森の半日コースでも紹介できます。

千尋岩(ハートロック)コース

 

 

森歩き

 

旭山歩道・・幕末に日章旗を立てた山(ふらふ山)

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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