ムニンフトモモの花弁は早落性
目次
概要
ムニンフトモモ(フトモモ科・固有種)は
開花すると真っ赤な色が目立つ。
花は集散花序でまとまって開花するので、
なおさら目立つ。
しかし、目立つのは花弁ではない。
真っ赤な多数のおしべが目立っている。
花弁は4弁で赤味を帯びる白っぽい色。
早落性のため、開花してしばらくすると、
ほとんどわからないぐらい。
たまたま、
保護増殖個体で花を近くで見る機会があった。
その個体で花弁に注目してみた。
保護増殖個体を栽培している団体に、
お礼申し上げる。
花の様子
つぼみのころ、帯緑色は萼片
花序にまとまった花をつける
開花して時間がたつと花弁は落ちてしまう
開花直後は花弁もある
花弁は早落性5弁、赤味のある色
おしべ多数、めしべ1
目立っているのはおしべ
赤味のある花弁
見るには
遠望でよければ、千尋岩ルート沿いで、
9-10月ぐらいごろ、花は見られる。
2024年時点、ルート沿いで、
花が間近で見られるところはない。
保護増殖個体がいくつかあるので、
環境省などで、展示されることがあるかもしれない。
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