小笠原マルベリー

旭山山麓の鉄扉付き銃眼


 

 

概要

 

奥村地区から旭山山麓を見上げると、

コンクリートのトーチカがわずかに見える。

標高は50-60Mほどのところであろうか。

 

そのトーチカに至る道はほぼない状態。

 

近づくと、

そこは鉄扉付きの銃眼になっている。

 

内部は2段構造で入口は下段に2か所ある。

下段は広い空間が広がる。

上段は銃眼付近に1畳分のスペース程度。

監視所であったのだろう。

 

上下段の間は高さ4-5ⅿほどの崖になっている。

当時は梯子でもかけていたのであろう。

 

かつて銃眼から上段に入ったことがあるが、

出るのに苦戦した。

銃眼は上段地面から1.5ⅿほどある。

 

この陣地は、ロケーションからすると、

海軍陣地であろうかと考えられる。

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

 

ふもとから見える旭山山麓のトーチカ

実際は洞窟陣地で銃眼部分だけコンクリート

 

トートカ近景

 

 

 

鉄扉付き銃眼

 

内部 高さ1.5ⅿほど

スペースは1畳分ほど

 

鉄パイプが3本(用途不明)

 

上段から下段を見下ろす

落差4.5ⅿほどでほぼ垂直

 

 

下段から上段を見上げる

下の穴は出入口につながる

 

 

出入口につながる穴

 

出入口

 

 

別な出入口

 

 

銃眼から左手方向 二見港

 

銃眼正面方向 奥村漁港

 

 

 

 

 

見るには

 

ここに至る道はない。

また、ツアーで行くことはない。

 

戦跡ツアー

 

目星をつけて山道をのぼれば、

都道からは15分ほどでたどり着ける。

(おすすめはしない)

 

前述の通り、

上段は無理して入らないのが無難。

外から鉄扉付きの銃眼を見る程度にとどめるべき。

 

下段は特に問題はない。

何もないので、面白みもない。

 

 

 

 

 

 

 

参考

 

 

小笠原・父島の戦跡

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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