概要

2009年発行、

「幕末維新　志士たちの名言」（齋藤孝 ）。

（原題は異なる）

幕末維新 志士たちの名言 | 日経BOOKプラス (nikkei.com)

幕末維新のころの37人の人物が取り上げられている。

著者曰く、

「ミッション、パッション、ハイテンションを

　併せ持った人たち」

彼らの名言とともに、

著者の現実に即した解説が入る。

人それぞれ、

きっと役に立つ言葉があるだろう

読む動機

以前、PTA会長になったとき、

あいさつの参考になる言葉があればと思って読んだ。

そういう視点から、

僕が特に気にいった名言は2つ。

・高杉晋作　辞世（これは以前から知っていましたが）

「おもしろきこともなき世をおもしろく

　　　　　　　（住みなすものは心なりけり）」

・佐藤一斎

「少にして学べば　　　則ち壮にして為すこと有り

　壮にして学べば　　　即ち老いて衰えず

　老にしてして学べば　即ち死して朽ちず」

明治天皇の言葉も紹介されていますが、

本音がとてもよく出ている感じである。

（伊藤博文が内閣の辞表を出した時に）

「卿等は辞表を出せば済むも、　朕は辞表を出されず」

目次

第１章　大政奉還の立役者たち

　坂本龍馬、勝海舟ほか

第２章　吉田松陰と松下村塾の系譜

　吉田松陰、高杉晋作ほか

第３章　乱世を生きた雄と華

　松平容保、榎本武揚ほか

第４章　新時代を率いた人々

　明治天皇、伊藤博文ほか

第５章　学問と教育に賭ける

　佐藤一斎、佐久間象山ほか

計37人の名言である。

参考：登場人物関連本

「竜馬がゆく」（司馬遼太郎）

「世に棲む日日　全4巻」（司馬遼太郎）

「峠（上・中・下）」（司馬遼太郎）