小笠原マルベリー

千鳥付近の機銃と弾薬庫(2024年発掘・硫黄島)


 

 

概要

 

千鳥付近にある弾薬庫と機銃。

西海岸を見下ろせる場所で、摺鉢山もよく見える。

 

2024年の調査・発掘で見つかったものとのこと。

機銃は土に埋まっていたそうだ。

 

道沿いにあるから、少しでも露出していたら、

すでに見つかっているだろう。

完全に埋まっていたものと思う。

 

機銃は九六式二十五粍連装機銃と思われる。

千鳥飛行場が近く、西海岸も見下ろせる場所。

ここは海軍であろうか?

 

弾薬庫はコンクリート造りで、

和室でいえば3畳ぐらいの感じであった。

 

弾薬庫の中の板には

現地立会調査を概了となっていた。

日付は2024/1/31-2/6。

ごく最近である。(’24/10月記事は記載)

 

<室内の表示>

 

弾薬庫の脇には

大量の薬莢も残っていた。

激戦を物語っている。

 

ここの兵隊さんもほとんど亡くなったであろう。

合掌。

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

機銃

 

 

この道の脇すぐの場所に機銃と弾薬庫

 

 

機銃は土に埋まっていたそうだ

発掘された状態

九六式二十五粍機銃と思われる

 

機銃

 

同上

 

同上

 

先端は消炎器があるので、径は大きめ

径は内径でも60㎜ほど

 

 

右側ハンドル

 

 

 

 

 

弾薬庫

 

 

全景遠望

 

入口側

 

内部 奥に開口部あり

 

調査後の案内板

 

外部に山積みの薬莢

 

 

 

 

 

 

 

見るには

 

一般観光で行くすべはない。

 

墓参や遺骨収集事業に参加する機会があれば、

島内視察で見ることが可能である。

 

硫黄島には

海上自衛隊、航空自衛隊が常駐している。

 

そのため、

内地の基地からは定期的に輸送機が飛んでいる。

片道2時間以上かかる。

 

小笠原島民の場合、

父島からヘリで硫黄島に渡る場合もある。

 

いずれにせよ、前述の通り、

一般観光などでは行くことはできない。

 

 

硫黄島・南鳥島

 

小笠原・硫黄島関連図書

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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