外皮の内層が襟巻状になるエリマキツチグリ
目次
概要
山中で見つけたキノコ、
エリマキツチグリ(ヒメツチグリ科・広域分布種)。
腐食の多い林内の地面から生えるきのこ。
外皮が花びらのようにも見えます。
エリマキというのは、
外皮の亀裂を襟巻きに見立てているよう。
内皮の中央部に白い円座がある。
中心部は黒っぽく、尖っていて、
小さな穴があり、そこから胞子を飛ばす。
和名
エリマキツチグリは「襟巻土栗」と書く。
エリマキとは
外皮の内層が環状に割れて、襟巻状になることから。
ツチグリは
きのこが栗のイガに似たところからのよう。
つまり、
襟をまくツチグリのようなきのこの意味。
現地の様子
まとまって出ていたところ
円形の内皮は3-4㎝
外皮の外側は7-10㎝ぐらい
外皮は全周にわたりひび割れ内外に分かれる。
外皮外側は星形に割れる
外皮内側が内皮に襟をまくようになる
中央に円座
中心は尖って穴があく
見るには
きのこの発生は時期があるので、
いつも見られるわけではない。
見られる時は各種ツアーで紹介する。
なお、他に似た種もある。
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