小笠原マルベリー

外皮の内層が襟巻状になるエリマキツチグリ


 

概要

 

山中で見つけたキノコ、

エリマキツチグリ(ヒメツチグリ科・広域分布種)。

エリマキツチグリ – Wikipedia

腐食の多い林内の地面から生えるきのこ。

 

外皮が花びらのようにも見えます。

エリマキというのは、

外皮の亀裂を襟巻きに見立てているよう。

 

内皮の中央部に白い円座がある。

中心部は黒っぽく、尖っていて、

小さな穴があり、そこから胞子を飛ばす。

 

 

 

 

 

和名

 

エリマキツチグリは「襟巻土栗」と書く。

 

エリマキとは

外皮の内層が環状に割れて、襟巻状になることから。

 

ツチグリは

きのこが栗のイガに似たところからのよう。

ツチグリ (菌類) – Wikipedia

 

つまり、

襟をまくツチグリのようなきのこの意味。

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

 

まとまって出ていたところ

円形の内皮は3-4㎝

外皮の外側は7-10㎝ぐらい

 

 

外皮は全周にわたりひび割れ内外に分かれる。

外皮外側は星形に割れる

 

 

外皮内側が内皮に襟をまくようになる

 

 

中央に円座

中心は尖って穴があく

 

 

 

 

 

見るには

 

きのこの発生は時期があるので、

いつも見られるわけではない。

 

見られる時は各種ツアーで紹介する。

 

全ツアーメニュー

 

なお、他に似た種もある。

シロツチガキ  三河の植物観察野草

シロツチガキ(白土柿)

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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