小笠原マルベリー

父島で野生化しているセイヨウタンポポ


 

概要

 

内地では見慣れた草本であろう、

セイヨウタンポポ(キク科・外来種)。

セイヨウタンポポ

北海道ブルーリスト

セイヨウタンポポ – Wikipedia

 

父島でも

芝地や草刈りされた場所などに生える。

資料によると、

小笠原で野生化しているのは父島だけのよう。

(要再確認)

 

本種は多年草で、おもに涼期に開花している。

大まかには12-5月ごろである。

 

小笠原では年中草がのび、生えている。

そのため、そういう場所では、

背丈の低いセイヨウタンポポは生えにくい。

よく見かけるのは、

芝地や定期的に草狩りされる場所である。

 

 

 

 

 

和名

 

 

セイヨウタンポポは「西洋蒲公英」と書く。

 

西洋(外国)から来たタンポポの意味。

 

漢字の「蒲公英」は、

中国での漢字表記をそのまま当てられたもの。

読みは「ホコウエイ。

これは、、

開花する前に摘み取ったものを乾燥させた漢方薬のこと。

 

なお、

たんぽぽという読みについては諸説あるよう。

 

「たんぽぽ」漢字で書くと「蒲公英」?|かくなび

たんぽぽの花言葉| | 観葉植物・お花の通販 AND PLANTS

 

英名では、Dandelion(ダンデライオン)。

これはライオンの葉の意味で、

葉のギザギザからきているようだ。

 

 

 

 

 

実際の様子

 

 

草刈りしたあとの芝地に葉が多数出ている

 

しばらくすると、順次開花し始める

 

 

放射状に根生葉を出す

1つの花茎に1つの頭花をつける

 

頭花はすべて黄色の舌状花

舌状花は、舌状の花1と、

おしべ・めしべが一体の棒状のもの1とで1対

 

花柱は2分枝

 

総苞片は反り返る

 

 

痩果には長い柄のある冠毛がつく

 

 

 

 

見るには

 

 

12-5月ごろの涼しい時期に、

芝地や草刈りされ場所で花が見られる。

 

内地でも見慣れた植物なので、

特に紹介はしていない。

 

各種ツアー中に見られる。

 

全ツアーメニュー

 

 

 

 

参考

 

小笠原で見られる維管束植物(種子植物・シダ)

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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