父島で野生化しているセイヨウタンポポ
目次
概要
内地では見慣れた草本であろう、
セイヨウタンポポ(キク科・外来種)。
父島でも
芝地や草刈りされた場所などに生える。
資料によると、
小笠原で野生化しているのは父島だけのよう。
(要再確認)
本種は多年草で、おもに涼期に開花している。
大まかには12-5月ごろである。
小笠原では年中草がのび、生えている。
そのため、そういう場所では、
背丈の低いセイヨウタンポポは生えにくい。
よく見かけるのは、
芝地や定期的に草狩りされる場所である。
和名
セイヨウタンポポは「西洋蒲公英」と書く。
西洋(外国)から来たタンポポの意味。
漢字の「蒲公英」は、
中国での漢字表記をそのまま当てられたもの。
読みは「ホコウエイ。
これは、、
開花する前に摘み取ったものを乾燥させた漢方薬のこと。
なお、
たんぽぽという読みについては諸説あるよう。
たんぽぽの花言葉| | 観葉植物・お花の通販 AND PLANTS
英名では、Dandelion(ダンデライオン)。
これはライオンの葉の意味で、
葉のギザギザからきているようだ。
実際の様子
草刈りしたあとの芝地に葉が多数出ている
しばらくすると、順次開花し始める
放射状に根生葉を出す
1つの花茎に1つの頭花をつける
頭花はすべて黄色の舌状花
舌状花は、舌状の花1と、
おしべ・めしべが一体の棒状のもの1とで1対
花柱は2分枝
総苞片は反り返る
痩果には長い柄のある冠毛がつく
見るには
12-5月ごろの涼しい時期に、
芝地や草刈りされ場所で花が見られる。
内地でも見慣れた植物なので、
特に紹介はしていない。
各種ツアー中に見られる。
参考