小笠原マルベリー

「木を見る西洋人 森を見る東洋人」(リチャード・E・ニスベット)


 

 

 

 

概要

 

2004年発行、

「木を見る西洋人 森を見る東洋人」

(リチャード・E・ニスベット)。

木を見る西洋人 森を見る東洋人 | 書籍 | ダイヤモンド社

 

日本語版のタイトルだけでは、

この本の趣旨がなんだかわかりにくいだろう。

決して樹木の話ではない。

 

サブタイトルは、

「思考の違いはいかにして生まれるか」

 

東洋と西洋の考え方の違いを象徴的に述べたのが、

日本語版タイトル「木を見る西洋人 森を見る東洋人」

 

東洋人は「包括的」に、西洋人は「分析的」に、

ものの見方考え方をするということ。

 

ただし著者は、

あらかじめ優劣はないと断っている。

思考の違いが生まれた社会的背景としては、

アリストテレスと孔子の時代の例を挙げている。

 

本書ではいろな事例や研究成果を上げて、

主題を述べている。

 

 

 

 

 

 

英語タイトル

 

英語では、

タイトルは「思考の地理(地誌)」(直訳)。

 

サブタイトルは

「どのようにアジアと西洋の考えが違うか、なぜか?」

 

英語タイトルの方が直接的だ。

 

やはり、この本のタイトル通り、

思考の違いだろうか?

「木を見る西洋人」だからであろうか。

 

 

 

 

 

目次

 

日本語版への序文

   東洋と西洋の考え方に優劣はない

 

序章 世界に対する見方はひとつではない

第1章 古代ギリシア人と中国人は世界をどう捉えたか

第2章 思考の違いが生まれた社会的背景

第3章 西洋的な自己と東洋的な自己

第4章 目に映る世界のかたち

第5章 原因推測の研究から得られた証拠

第6章 世界は名詞の集まりか、動詞の集まりか

第7章 東洋人が論理を重視してこなかった理由

第8章 思考の本質が世界共通でないとしたら

エピローグ われわれはどこへ向かうのか

 

謝辞、訳者あとがき、注記、引用文献、索引など

 

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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