小笠原マルベリー

境浦山中旧道沿いに残る甘藷圧搾機


 

概要

 

境浦から吹上谷へ抜ける旧道がある。

知る人ぞ知る旧道である。

(場所を特定する情報は出さない)

 

この旧道は

吹上谷に抜ける直前の沢には吹上橋も残る。

 

旧道沿いに残る吹上橋(昭和5年建之)

 

境浦から旧道を上り始めて、

200ⅿほどの場所には甘藷圧搾機の残骸が残る。

 

<与論島で展示の圧搾機>

 

周辺は人工的な痕跡も残り、私有地であろう。

戦前はさらに農地も広がっていたことであろう。

 

ここは周辺で収穫した甘藷(サトウキビ)を、

加工していた場所であろう。

 

昭和になると、蔬菜栽培が主になり

甘藷栽培は衰退していたと聞く。

 

ずっと細々と甘藷も収穫し、

圧搾機も使われていたのであろうか?

 

いつまで使われていたのか気になるところだ。

 

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

 

圧搾機の金属歯車が3つ残る

その下部はコンクリート基礎があり、構造物があったと思われる

 

金属の歯車2つ

 

 

金属歯車1つ

少し離れて残る

 

接続用の金属・用途は不明

同じものが夜明平にも残る

 

山中に残る調理場(流し台・かまどなど)跡(夜明山~夜明平間)

 

 

付近に残る道のあと

両側に路肩の石積み

 

 

 

 

見るには

 

この旧道沿いは私有地が広がり、

森林生態系保護地域ではないようだ。

(私有地は不在地主であろう・入林パス不要)

 

道路からは200ⅿほど旧道をさかのぼれば見られる。

旧道は途中わかりにくくなっている。

 

ツアーで訪れることはほぼない。

希望があれば、行けなくはない。

 

全ツアーメニュー

 

 

 

 

参考:硫黄島

 

硫黄島に残る甘藷圧搾機(小笠原村硫黄島平和祈念会館付近)

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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