小笠原マルベリー

「生類之供養碑」(扇浦・行行寺)


 

概要

 

父島では、

お寺は1寺だけある。

浄土宗の寺で、

夜明山一心院行行寺という。

扇浦地区のあまり目立たない場所にある。

小笠原亜熱帯農業センター本館からはすぐ。

父島のお寺 行行寺 小笠原諸島 gyogyoji

 

父島の神社・教会・寺・墓地など

 

その寺に、

「生類之慰霊碑」が建立されている。

本堂のすぐ前にあるので、すぐにわかる。

 

父島には

野山羊供養塔、むし塚などもある。

 

山中にある「野山羊供養塔」(小曲)

 

むし塚・・ミカンコミバエ再侵入警戒調査室裏

 

 

 

 

 

 

慰霊碑について

 

 

建立は令和元年(2019年)5月。

 

由来文は

「 毎日の食事には多くの生き物の命が

 含まれています。

 魚や肉はもちろんのこと米麦野菜などは

 小さな虫たちの命の犠牲の上に生育されています。

 又、小笠原村では村民の生活を守り、

 自然環境を維持するため白アリ・山羊をはじめ

 多くの生き物を駆除(殺)しています。

  これらの霊を供養するため裏面の方々のご寄進により

 この供養碑を建立します。

 

                   合掌十念

            令和元年五月吉日

                    夜明山 行行寺 」

 

 

 

現地の様子

 

 

慰霊碑

本堂の右手前に建立

 

慰霊碑全景

 

同上 拡大

 

由来文

文は前述の通り

 

 

由来文裏面

寄進者名簿

 

 

 

 

 

見るには

 

碑は行行寺に行けばすぐにわかる。

 

行行寺の場所は

小笠原亜熱帯農業センター本館が目印。

 

そこからすぐ脇の道を50mほど下る。

あるいは分譲地から続く階段を上ってすぐ。

 

なお、ツアーで立ち寄ることはほぼないが、

希望があれば、寄ることはできる。

 

全ツアーメニュー

 

 

 

 

 

参考資料

 

小笠原・父島の史跡・碑

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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