「戦艦大和ノ最期」(吉田満)
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概要
1952年発行、
「戦艦大和ノ最期」(吉田満)。
初版あとがきは
昭和27年(1952)7月に書かれている。
初稿そのものは終戦直後、
ほとんど一日もって書かれたそうである。
文語体で書いた意味については、
おのずから文語体であったそうだ。
著者は学生を繰り上げ卒業後、
海軍少尉・副電測士として大和に乗り込んだ。
そして、
生きて生還した数少ない生き証人。
本文を読むと、刻々と変化する状況が述べられ、
まさに生き地獄。
乗員の心情も交えている。
これがまたつらい。
著者は、生還のちも、特攻に志願する。
生き残りの後ろめたさに打ち勝たんとする、
その心情も重い。
戦場をまさに体験した人の文章、重すぎる。
目次
戦艦大和ノ最期(本文)
「戦艦大和ノ最期」初版あとがき
決定稿に寄せて
「鎮魂戦艦大和」あとがき
解説/鶴見俊輔
作家案内/古山高麗雄
著書目録
序文・跋文/
江藤淳、河上徹太郎、小林秀雄、林房雄、三島由紀夫、
吉川英治など。
参考:大和
参考:吉田氏著書
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