小笠原マルベリー

シロトベラ、オオミトベラの熟した果実(’25/1月中旬)


 

 

概要

 

’25/1月中旬、

シロトベラ、オオミトベラの熟した果実を見た。

 

シロトベラは、

昨年は熟れた果実は見ていなかった。

 

 

夜明・湾岸道路での自生植物(36)シロトベラ

 

オオミトベラは

昨年も同じころに見ている。

 

オオミトベラの熟した果実(’24/1月中旬)

 

2025年は

同じ日に別な場所でそれぞれ確認できた。

 

ちなみに、

この2種はどちらもトベラ科固有種である。

種分化した近縁種でもある。

 

なので、

大きさの違いはあるが、果実もよく似ている。

なかの種子も粘着性で赤味を帯び、

種子だけ見ると同じようだった。

 

 

 

 

 

実際の様子

 

 

シロトベラ

 

 

果実

 

果実は

親指程度のサイズ(直径1.5-2㎝ぐらい)

 

 

ごく小ぶりな種子が10ぐらい入っている

種子には粘着性のものがついている

 

 

 

 

 

オオミトベラ

 

 

割れた果実

果実は和名(大実)の通り、

シロトベラより大きめ

 

 

ごく小さな種子で長径5㎜程度

種子は粘着性がついている

 

 

 

 

 

見るには

 

 

 

シロトベラ

 

シロトベラは林縁などでぽつぽつと生えているが、

意外と見つけづらい。

 

おもに森歩きツアーで紹介する。

リクエストいただきたい。

 

森歩き

 

 

 

 

 

オオミトベラ

 

オオオミトベラは

乾性低木林内でわずかに生えている。

見つけるのは難しい。

果実は時期もあるので、見るのはさらに難しい。

 

東平&初寝山(森歩き)

 

夜明道路の道沿いでも1本は見られる。

 

あまり興味をひきにくい樹種なので、

めったに紹介はしていない。

種分化の話題となった時は

トベラ科植物で紹介することもある。

 

興味のある方はリクエスト願う。

おもに森歩きツアーで紹介する。

 

森歩き

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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