小笠原マルベリー

「提督伊藤整一の生涯」(吉田満)


 

 

 

概要

 

1977年発行、

「提督伊藤整一の生涯」(吉田満)。

 

僕が読んだのは、文芸春秋の単行本。

昭和52年(1977)11月初版発行。

 

現在、新刊で買うことはできなさそうなので、

古書のサイトを紹介しておく。

提督伊藤整一の生涯 〜 の在庫検索結果 / 日本の古本屋

 

著者は大和に少尉として搭乗し、

生き延びた人物。

「戦艦大和ノ最期」を書いている。

 

「戦艦大和ノ最期」(吉田満)

 

伊藤整一の生涯というタイトル通り、

彼のしっかりと生涯が描かれています。

正論を通す人だったようです。

 

伊藤整一は、開戦時、軍令部次長で、

最期は、

戦艦大和と運命をともにした第二艦隊司令長官。

没後、海軍大将に。

伊藤整一 – Wikipedia

海軍大将 伊藤整一  – 防衛省防衛研究所

 

大和乗船時のことばかりに

ページをさいているわけではないが、

読者としてはとても気になるところである。

 

伊藤は、連合艦隊が決めた、

大和による特攻攻撃に、反対した。

 

しかし、

死んでくれと言われて、納得した。

攻撃が失敗し、敗色濃厚のときは、

独自の判断を可とするということに確認を取って。

 

大和出撃に対峙した、

アメリカ軍の現場の司令長官はスプルーアンス大将。

レイモンド・スプルーアンス – Wikipedia

 

伊藤とスプルーアンスは、

伊藤が駐米中、親交ががあった。

ほんとに歴史や戦争は皮肉なものである。

 

 

 

 

 

参考:戦艦大和

 

戦艦大和は、沖縄戦へと向かう途中、

米軍の攻撃により沈んだ。

1945/4/7であった。

 

大和 (戦艦) – Wikipedia

 

徳之島の戦跡(’17年訪問・再編集版)

 

ブラタモリに登場、大和ミュージアム(2010年訪問・2021年編集)

 

 

 

 

 

参考:著者・吉田満

 

 

吉田満氏は

大和に乗船して生きのびた方。

吉田満 – Wikipedia

 

本書を書くには

ピッタリの人だたのかもしれない。

 

「戦艦大和ノ最期」(吉田満)

 

「新編 特攻体験と戦後」(島尾敏雄・吉田満)

 

 

 

 

参考:スプルーアンス

 

 

レイモンド・スプルーアンスは海軍の軍人。

ミッドウェイ海戦や硫黄島の戦いでも指揮を取っている。

 

 

硫黄島・南鳥島

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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