小笠原マルベリー

ムニンヒサカキ雄株の開花確認(’25/3月初旬)


 

 

 

概要

 

 

’25/3月初旬、

ムニンヒサカキ雄株の開花確認。

*サカキ科・広域分布種

 

雌雄異株のムニンヒサカキ

 

本種は観光利用するルート沿いでも、

数は少ないが見られる。

しかし、近年、

本種の開花を見ることが少なくなっている。

 

昨年は1月下旬に、村民の森ルートにおいて、

雌株で最初の開花確認していた。

 

ムニンヒサカキ雌株で開花確認(’24/1月下旬)

 

この個体は今年開花確認できていないので、

すでに咲いているのかもしれない。

 

今回開花確認したのは東平の個体である。

雌雄も雄株で異なっていた。

 

 

 

 

現地の様子

 

 

開花個体(雄株)

 

葉腋に1-3ずつぐらい花をつける

 

花のサイズはごく小ぶり

親指の爪よりかなり小さめ

 

葉はカイガラムシの影響で黒ずんでいる

 

 

花は乳白色5弁、

雄株の花(雄花)はおしべ多数、めしべが退化

 

   

同上拡大

 

 

葉は鋸歯がある

 

 

 

 

 

見るには?

 

地味で目立たない樹木。

普段はあまり紹介していない。

興味のある方はリクエストしていただきたい。

 

ルート沿いで見られるのは、

村民の森や東平にある。

 

フィールド紹介

 

いずれも入林パスが必要なルートなので、

観光の方はガイドツアーで。

 

両コースとも森歩きで歩く。

 

森歩き

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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