ヒメツバキ、絶賛開花中(’25/6月初旬)
目次
概要
集落内でヒメツバキの開花に気づいたのが、
’25/5月中旬。
*ヒメツバキ・・ツバキ科・固有種
それから、そうじで内地に出かけ、
6月2日に戻ってきた。
島内を車でまわると、山地のあちこちで開花していた。
これから日々開花が増える。
絶賛開花中といったところか。
父島の山地は、低木林をのぞくと、
異常なぐらいヒメツバキが多い。
戦前の耕作地跡にまず成長したのが、
リュウキュウマツとこのヒメツバキと聞く。
この2種は典型的な陽樹である。
その後、
リュウキュウマツは松枯れの影響でやや数を減らした。
そのためヒメツバキが異常に多いといえる。
では原生林のころはどうだったのであろうか?
きっとここまで目立つほど多くはなかった気がする。
開花の様子
集落内の個体
山地の個体
三日月山の個体
三日月山の樹林
ここは開花が早い
6月初旬は
まだつぼみも多い
花は乳白色5弁、おしべ多数、めしべ1
整った5弁ではなく、
1つの弁がお椀型で小さくなっている
他の4弁に比べ、
痛んでくるのが早いように思う
(この花もそうだ)
花の咲き始めはおしべが鮮やかな橙色だが、
古くなった花だとおしべが黒みを帯びている
すぐ見分けがつく
おしべ・めしべ拡大
めしべの柱頭は5裂のように見える
見るには
本種は
ふもとから山地の方まで高木性の樹林でごく普通に生える。
個体数は非常に多い。
大木にもなるので、
そういう個体はツアーでよく紹介する。
花期には
各種ツアーでご紹介している。
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