小笠原マルベリー

デリス(ドクフジ)開花中(’25/6月初旬)


 

 

概要

 

 

 

’25/6月初旬、

デリス(ドクフジ)が開花中。

*マメ科・外来種

 

ピンクの蝶形花をつけるドクフジ(デリス)

 

昨年は早くも4月下旬に開花を見ていたが、

今年は1ヶ月以上遅れた。

5月中旬以降、島にいなかったため、開花時期は不明である。

しかし5月初旬ではまだ開花を見ていなかった。

とすると、

昨年よりは開花は遅めであろうか。

 

ドクフジ(デリス)の開花確認(’24/4月下旬)

 

本種は外来種なので、

あまり広がってもらっては困る。

 

とはいいながら、戦前に各所で栽培されていたため、

あちこちで野生化している。

 

さらに本種はつる性なので、

まとまった群落となって生えていることが多い。

 

デリスは、原産地が東南アジア。

1917年(大正6年)移入され、

父島、母島で栽培が始まったとされる。

根から農薬、殺虫剤を作るためだったようだ。

デリス (gunma-u.ac.jp)

ロテノン – Wikipedia

ケミカル・ワンダータウン (meti.go.jp)

 

父島、母島では、

戦前の耕作地跡などに野生化している。

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

他の樹木にからんで生えている様子

つる性ゆえに、

個体数がどうなっているのかはわからない

 

 

先端部の 総状花序に多くの花をつける

葉のつきかたは奇数羽状複葉

 

花はピンク色、蝶形花

 

5弁花で、

上が旗弁1、下が翼弁(外)2、竜骨(内)2

 

5弁花だが、翼弁2、竜骨弁2が二重に重なり、

閉じている状態でわかりにくい

 

竜骨弁の内側にはおしべ10、めしべ1

おしべは2体で、

1と9に分かれ、9は束になりめしべを包んでいる

 

 

 

 

見るには

 

父島では、

集落周辺や耕作地跡などで野生化している。

 

そのため、道沿いでも見られる。

 

ツアーでの紹介はあまりしていない。

ただし、花期は花が目立つので、

各種ツアーで紹介もしている。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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