小笠原マルベリー

鉢の中で栽培のホテイアオイ


 

 

 

概要

 

 

管理された鉢の中で、

ホテイアオイ(ミズアオイ科・外来種)が栽培されている。

ホテイアオイ – Wikipedia

 

’25/7月初旬、その花を見た。

少し前から花には気づいていたのだが、

いつごろから開花しているかは定かではない。

 

この鉢では、以前から開花を見ている。

花期はおおむね夏ごろである。

 

父島では

一部で野生化しているところもあるようだ。

ただし、僕は野生化個体はまだ見たことがない。、

(情報があれば教えていただきたい)

 

本種は侵略的外来種ではあるので、

今後、広範囲に広がると困る。

ホテイアオイ / 国立環境研究所 侵入生物DB

 

ということで、

鉢からは逸出しないことを願う。

 

本種はいわゆる水草で、

水中で根をのばして生育する。

なので野生化するのは湖沼や流れの弱い河川など。

父島にもそういう環境はある。

 

 

 

 

 

 

和名

 

ホテイアオイは「布袋葵」と書く。

 

ホテイ(布袋)のような形をしているアオイ。

浮き袋のような丸い形の葉柄を

布袋(ほてい)の膨らんだ腹に見立てたようだ。

布袋 – Wikipedia

 

 

ちなみに本種は、

水草のミズアオイ科で、アオイ科ではない。

ゆえに厳密にはアオイではない。

アオイ科 – Wikipedia

ミズアオイ科 – Wikipedia

 

 

 

 

生えている様子

 

 

水の入った鉢で栽培

 

花は大柄できれい

花被片6、淡紫色

(白い品種もあるよう)

 

一番上の花被は、青と黄の模様がついている

その脇の花被2は薄い青い線が入る

おしべは6、(長3・短3)めしべ1

 

おしべ・めしべの部分

長いおしべ3は先端がカールしている

短いおしべ3は基部に

 

短いおしべ3は

基部にわずかに見える程度でわかりにくい

長短で役割が違うのであろうか

 

 

 

 

参考

 

小笠原で見られる維管束植物(種子植物・シダ)

メールでのお問い合わせはこちら

メールでのお問い合わせ

マルベリーでは、山歩き(千尋岩)、森歩き、戦跡ツアー、スター&ナイトツアー、サンセット・ナイト、歴史ツアーなどを開催しております。

    は必須項目です。必ずご記入ください。

    お名前

    ふりがな

    メールアドレス

    ご住所


    お電話番号

    お問合せ内容

    個人情報の取り扱い

    個人情報保護方針に同意し、送信する

    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

    この著者の記事一覧

    コメントは受け付けていません。


    関連記事RELATED ARTICLE

    PAGE TOP