小笠原マルベリー

飲食店の店先でスパイダーリリー開花中(’25/8月中旬)

 

概要

 

’25/8月中旬、

スパイダーリリー(ヒガンバナ科・外来種)開花確認。

場所は飲食店の店先であった。

 

蜘蛛の足のような花、スパイダーリリー(ササガ二ユリ)

 

ここは以前からあったようだが、

開花するまでほぼ気にしていなかった。

 

開花は、別な場所だが、

昨年も同様の時期に見ていた。

 

スパイダーリリー開花中(’24/8月中旬)

 

この花はかなり特徴のある形なので、

一度見たら、忘れないだろう。

 

特に六角形の白い膜状のものが目立つだろう。

これは副花冠で花被片ではない。

 

花被片6は白くかなり細長いので、

花被片には見えないぐらい。

 

おしべ6は副花冠の横から突き出ている。

めしべ1は副花冠の上側に突き出る。

 

本種は蜘蛛を想像するのか、

英名も和名も種名に入る。

 

英名ではスパイダーリリー、

和名ではササガニ(笹蟹)ユリで

ササガニが蜘蛛のこと。

 

さらに英名も和名もユリ(リリー)とあるが、

ヒガンバナ科なので、ユリではない。

 

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

店先で開花していた

 

 

いつの花茎が

先端部で別れて複数の花をつける

 

 

6角形の白い膜状の副花冠が目立つ

花被片6、おしべ6,めしべ1

花被片が蜘蛛の足のよう

 

 

 

 

花被片6は副花冠の下側で白く細長い

 

おしべの基部と副花冠は合着している

おしべ6は副花冠から横に突き出る

葯の形が天秤のよう

 

めしべ1は

花の中心から上にまっすぐのびる

 

 

 

 

 

見るには

 

花期はおおむね8月ごろ。

 

紹介の場所は飲食店の敷地なので、

花だけ見に行くのではなくて、飲食していただきたい。

 

ケーブという店。

cave (ケイブ) – 小笠原諸島その他/バー | 食べログ

 

他には小笠原亜熱帯農業センターでも見られるであろう。

ただし、

ここの植栽は、植え替えられていることもある。

小笠原亜熱帯農業センター|東京都小笠原支庁 (tokyo.lg.jp)

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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