小笠原マルベリー

ムニンアオガンピ、秋の開花中(’25/11月中旬)

 

 

概要

 

’25/11月初旬、夜明道路沿いで、

ムニンアオガンピ(ジンチョウゲ科・固有種)開花を見た。

 

夜明・湾岸道路での自生植物(17)ムニンアオガンピ

 

開花は春と秋の年2回あるようだ。

秋は10-11月頃が花期となる。

 

本種は低木ないしは小低木。

そのため、

目の届くところで開花し、すぐに気がつく。

わずかだが、芳香もある。

 

雌雄異株であるが、花が小さく、

おしべ・めしべは筒部の中で見えにくい。

そのため、肉眼での観察では見分けが難しい。

果期になって、果実があれば、

間違いなく雌株である。

 

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

道路沿いの開花個体

樹高1mほど

 

 

花序は頂生で複数の花をつける

 

 

花弁はなく、

花弁のような4裂の萼片

筒部の中に、おしべ8・めしべ1

 

 

雌雄異株だが、

筒部が小さいので、わかりにくい

 

この個体は、

柱頭が分かりにくいので雄株のように見える

(要調査)

 

 

葉は対生、形は楕円に近い

 

 

 

 

 

見るには

 

本種は個体数も多く、各島で見られる。

 

低木性なので、尾根や岩場の低木林内、

林縁、道路沿いなど明るいところで見られる。

 

普段はあまり紹介していないが、

花期には各種ツアーで紹介している。

 

 

全ツアーメニュー

 

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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