「二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?」(猪瀬直樹)

目次
概要
2007年発行、
「二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?」
(猪瀬直樹)。
サブタトルは「人口減少社会の成長戦略」。
*薪・・たきぎ
もとは、
2005年発行、「ゼロ成長の富国論」。
上記に加筆改題したもの。
本書は、
経済の視点から金次郎の生涯を描く。
金次郎の地域再建のキーワードとしては、
「分度」(収入に見合う支出)、
「推譲」(借金の返済ののち払う冥加金)
「権限の委譲」、「ヤル気の喚起」など。
金次郎は、農地の収益を、
将来を見据えた経済観念を用いて改善し、
成果を上げた。
現在にも通じるところはあるだろう。
金次郎の時代
これからの人口減少社会、
普通に考えれば、右肩上がりの成長路線はありえない。
日本には過去にそういう時代があった。
それが江戸時代後期。
人口が増えない時代だったのです。
江戸時代後期は、借金を抱え、
疲弊した地域・藩があちこちにあった。
二宮金次郎は、
小田原藩からゆだねられた桜町領を
しっかり再建した。
過去に著者・猪瀬直樹氏は都知事のときがあった。
すぐ辞任してしまったので、
あまり手腕は発揮できなかった。
もし、長く都知事であれば、
東京都の財政も二宮の思想を実行したのであろうか。
興味あるところだ。
その後、国政にも出ているが、
手腕を発揮する場面はまだなさそう。
参考:猪瀬氏著書
猪瀬氏の著書はわりと読んでいる方だ。
下記に、
僕が読んだ著書の紹介がある。
猪瀬氏の著者は
ドキュメンタリーが主である。
「昭和16年の敗戦」は
戦争開始前から結果が見えていたということを
世に知らしめた本である。
参考:金次郎の像
父島には二宮金次郎像が2つある。
1つが小笠原小・中学校に、
もう1つが、
夜明山の道沿いで、首が取られた状態で残る。
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