アオウミガメは回遊性なので、小笠原では夏過ぎると少なくなる
アオウミガメは回遊性なので、
小笠原では夏過ぎると少なくなる
アオウミガメが回遊性ということは、意外と知られていない気がします。
島にずっといるわけではないのです。
小笠原では春先から、島にやってきて、
夏を過ぎるとどんどんいなくなります。
でも、冬に残っているのもわずかにいて、若い個体です。
島ではウェントル(ウィンター・タートルの略)と呼ばれています。
春はオスやメスが交尾している光景もよく目にします。
交尾期です。さらにいうと漁期でもあります。
食用利用で年間100頭ぐらいは捕獲されています。
https://ogasawara-mulberry.seesaa.net/article/430469766.html
5月頃からは産卵期に入り、9月ぐらいまで続きます。
産卵上陸は夜間ですが、当然メスです。
オスを陸上で見る機会はほぼありません。
https://ogasawara-mulberry.seesaa.net/article/437002477.html
ほとんどの浜が産卵場所になるので、
8月ぐらいまでに、あちこちの浜辺は大きな穴だらけになっていきます。
穴が空いているところは、条件が悪く、産卵しなかったところです。
8月以降、徐々に、島からいなくなります
より餌の多い、本州沿岸に向かうようです。
アオウミガメは草食性です。海草・海藻を食べています。
この日見たのは、若い個体で、甲長50cm程度でした。
逃げるそぶりもなく、僕のかなり近くまで寄ってきてくれました。
このまま島にいるのか、このあと、本州の方に向かうのか、
さてどちらでしょうね。
8月以降はウミガメツアーは終了ですが、
ナイトツアーではリクエストベースで子ガメ放流会に参加しています。
(月明かりがないと、放流場面はほとんど見えませんが)
希望があれば、、ナイトツアー予約の際にお申し付け下さい。
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