食用になるヨウサイ(空心菜)の花
目次
概要
先日、扇浦地区の小さな貯水池で、
つる性多年草ヨウサイ(ヒルガオ科・外来種)の花を
見つけました。
花期はきちんと把握していませんが、
小笠原では秋以降かと思います。
夏場は乾燥で枯れているのか、
まったく見られなくなっていました。
ヨウサイ(蕹菜)は、
茎が空洞なので、空心菜(くうしんさい)といわれます。
食用利用されています。
沖縄ではウンチェーバーというようです。
なお、
「空芯菜」というのは商標登録されているようです。
(しんが「芯」です)
本種は、
ダムや池などの水質浄化を期待して植えているところもあります。
水耕栽培もできるようです。
食用になる葉
葉の形は茎の部分に切れ間の入った長卵形。
茎は中が空洞です。
一般的には葉と茎を炒めて食べます。
花
ヒルガオ科植物なので、
漏斗型合弁花冠です。
花冠は白花で、
ややこぶりです。グンバイヒルガオより小さめです。
花色は淡紫色のものもあるようです。
おしべ5、めしべ1です。
持ち出し禁止植物
病害虫の蔓延を防ぐため、
奄美、沖縄、小笠原諸島から持ち出せない植物があります。
その広報のポスターです。
島内には数ヵ所で貼ってあります。
配布用の小型のパンフレットもあります。
植物等の移動規制について:植物防疫所 (maff.go.jp)
具体的には、
サツマイモ(紅いも等)、ヨウサイ(ウンチェーバー)、
アサガオ、グンバイヒルガオ、
モミジバヒルガオ等の生茎葉及び地下部などです。
ツアーでは
ヨウサイは野生化して広がってはいないので、
限られたところでしか見られません。
僕が紹介できるのは、
扇浦の集落エリアで、個人でも行ける場所です。
島内観光でリクエストがあれば立ち寄ります。
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