「エコツーリズムってなに?」(小林寛子)
目次
概要
2002年発行、
「エコツーリズムってなに?」(小林寛子)。
サブタイトルは
「フレーザー島からはじまった挑戦」。
エコツーリズムってなに? :小林 寛子|河出書房新社 (kawade.co.jp)
著者とは以前から面識があり、
会合のあとで一緒に懇親させてもらったこともあります。
とても明るく気さくな方です。
現在(2021年1月時点)、
東海大学教授(熊本キャンパス)です。
小林 寛子|教員紹介|東海大学 (u-tokai.ac.jp)
研究室紹介 – 東海大学 熊本キャンパス (u-tokai.ac.jp)
本書は再々読ぐらいです。(2021年1月時点)
うちのガイド事業は2000年から始めていました。
この本が2002年発行で、
まだエコツーリズム本もそれほど出ていない時期。
初版はすぐ購読しました。
2002年には、
まだ一人歩きしていなかったエコツーリズム。
その後、かなり浸透して、
2021年時点、十分一人歩きしていると思います。
小笠原もその点では貢献してると思います。
今回は
初心に返ろうということで読んでみました。
初期のエコツーリズムは
環境破壊から守る手段として始まったところが多いと思います。
2000年以降、特に日本は、
地域活性化の手段としてエコツーリズムを導入していきました。
目次
1 エコツーリズムとの出会い
2 なぜ今エコツーリズムなのか?
3 エコツーリズムを実践するために
4 オーストラリアのエコツーリズムに出会う旅
-世界最大の砂の島にエコリゾート誕生
5 エコツーリズムの今、そしてこれから
付録 エコツーリズム世界事情
内容
前半でエコツーリズムの基礎編、
後半で事例や今後についてが書かれています。
著者は
オーストラリア・フレーザー島に長く関わっていた方。
事例は海外のものが主体で、
特にフレーザー島については第4章に詳しいです。
付録も世界事情についてです。
国内事情についてはあまり載ってはいません。
(もし、これから増版があるとすれば、
国内事情も入ってくるでしょう)
あとがきで、
当時、著者が考える3つのキーワードを書いています。
「知ること」「伝えること」「分かち合うこと」です。
ガイドの大きな役割です。
かつてエコツーリズムとはなんぞやということで、
環境省の担当者は2つの本質的要素だけをあげました。
それはルールとガイダンスです。
ルールを守るのもガイド、ガイダンスもガイドの大きな役割。
小笠原のエコツーリズム
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