穂の先が2つに分かれるシマカモノハシ
目次
概要
多年草のシマカモノハシ(イネ科・固有種)、
父島と兄島に分布します。
両島とも、開けた湿地のような所で生えていますが、
乾いた岩場でも生えています。
父島では分布が限られていますが、
兄島では広範囲に見られます。
父島では、東平にある湿地で生えていますが、
それ以外の場所が思い当たるところがありません。
和名
シマカモノハシは、
「島鴨の嘴」と書きます。
花穂が2つに分かれているところを、
鴨の嘴(カモのくちばし)に見立てたものです。
小笠原の自生種なのでシマがつけられました。
花穂
普通、花期は5-6月ごろ。
穂状花序をのばします。
この穂からはおしべがのびています。
この穂からはめしべの柱頭がのびています
花序の先は
穂は2つがくっついたようになっています
それが、鴨の嘴(カモノハシ)の由来です
葉
葉は細長い披針状線形
葉はかなりみつにしげります
見るには
兄島には観光ではいけません。
父島の分布もルート沿いにはほぼないので、
ご紹介するのは難しいです。
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