オクナ・セルラタ(ミッキーマウスノキ)の黄花
目次
概要
3月ごろから、
オクナ・セルラタ(オクナ科・外来種)は開花しています。
低木状の樹木です。
オクナ・セルラタよりも
ミッキーマウスノキやミッキ-マウス・プラントの方が
知られているでしょうね。
これは、後述しますが、果実の形からの由来です。
父島では
植栽木とごく一部で野生化した個体があります。
説明板
亜熱帯農業センターの説明板
花と葉
花は2-3cmほどの黄色の5弁花。
(花弁数は変異あり)
おしべ多数(20以上)、めしべ1です。
花弁はすぐ落ちて、
残った萼片が、赤変していきます。
葉は単葉ですが、
羽状複葉のような出方をしています。
葉の縁は細かい鋸歯があります。
果実
赤変した萼片と果実(石果あるいは核果)です。
(めしべ花柱も残存)
果実は5(変異あり)くらいで、
緑から黒に変わっていきます。
この萼片と果実の形状を
ミッキーマウスに見立てたようですね。
熟れた果実
果実は黒変しています
和名
「ミッキーマウスノキ(ミッキーマウス・プラント)」は、
果実と萼片の組み合わせの形から。
その形が
ミッキーマウスに似ているからです。
「オクナ・セルラタ」は学名から。
見るには?
僕が知っているのは
小笠原亜熱帯農業センター植栽木1本と、東平林内道での野生化個体です。
外来種ゆえ東平の個体は駆除されることもあります。
亜熱帯農業センターは景観ツアーで訪れたりもできます。
東平林内歩道は4/1-10/31まで利用できます。
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