三八式野砲洞窟陣地(野羊山)
三八式野砲洞窟陣地(野羊山)
概要
野羊山中腹には
洞窟陣地の中に三八式野砲残骸が3門残っています。
砲3門は1門は二見湾(北側)、2門は小港(南側)を狙っています。
他にかまどや貯水槽も残ります。
(野羊山は「やぎやま」あるいは「やぎゅうざん」と読んでいます。)
(三八式とは制式年で明治38年のこと、製造年ではありません)
元はこの山の中腹に
1942年頃から露天で2門据えられていました。
戦争末期に洞窟の中に移設されました。
3門のうち2門は露天で据えていたものでしょうが、
あとの1門はどこのものが移設されたかは定かではありません。
露天砲台跡
ふもと寄りの砲台
山頂側の砲台
洞窟陣地
洞窟陣地の開口部は砲台・出入口含め、
北(二見側)に2-3箇所(1箇所は未確認)、南(小港側)は3箇所。
砲はいずれも三八式野砲で、北1、南2です。
北側砲台外部鉄扉
北側砲台内部から 樹林で展望はなし
北側出入り口付近の貯水槽
同、かまど 奥に貯水槽。
南側砲台 ふもとより
砲台からの展望
南側砲台 山頂より 内部から
同 外部から 外部鉄扉も残存
<動画>
訪れることは?
実際の道のりは洲崎飛行場跡から尾根道を上り30分程度ですが
野羊山ルートは、観光ルートから外れているので、
残念ですが、ツアーなどで紹介することはできません。
三八式野砲について
父島では三八式野砲が見られるのはここだけです。
残しておきたい砲台です。
また野羊山ルートは
展望も素晴らしいので、指定ルートとして復活させたいルートです。
前の記事へ
次の記事へ