「明日の子供たち」(有川浩)
目次
明日の子供たち(有川浩)
概要
2014年発行、「明日の子供たち」(有川浩)。
明日の子供たち | 株式会社 幻冬舎 (gentosha.co.jp)
「明日もこどもたち」は児童養護施設が舞台です。
このテーマは
ひょっとして、読書からの依頼で書き始めたのかなと、
本書の最後を読んで感じました。
僕はその部分が実話のように感じたからです。
内容
児童養護施設が舞台なので、少し重いのかなと思って読み始めました。
確かに、児童の過去を考えると重いのですが、
彼らからすると、養護施設はいいところだということもあります。
そういう所もきちんと描かれていました。
物語は、児童と職員の日常の中で、
彼らの過去も交えながら、起きるトラブルを乗り越えていくのが描かれます。
主人公は強いていえば、施設の新人男性職員・三田村慎平さんですが、
各セクションで他の職員・児童にも焦点が当てられます。
児童である高校生の谷村奏子(かなこ)、平田久志のできごとから
話題が進んでいきます。
後半はさらに別の施設のこともからんできます。
恋愛というほどではないですが、そういう雰囲気もにおわせています。
最後はハッピーな終わり方でほっとしました。
有川作品
僕は有川作品は好きでいくつか読んでいます。
「県庁おもてなし課」「図書館戦争」「植物図鑑」「クジラの彼」など。
軽いタッチで、男女の恋もからみながら物語で、読みやすいです。
有川浩: マルベリーの日記&小笠原情報箱 (seesaa.net)
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