「風の歌を聴け」(村上春樹)
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「風の歌を聴け」(村上春樹)
概要
1979年発行、「風の歌を聴け」(村上春樹)。
『風の歌を聴け』(村上 春樹)|講談社BOOK倶楽部 (kodansha.co.jp)
村上春樹のデビュー作だそうです。
タイトルは、
はじめ「Happy Birthday and White Christmas」でした。
のち「風の歌に聴け」になりました。
カポーティーの小説で使われている言葉からだそうです。
本書は村上ワールドの片鱗はありますが、
さすがにまだこなれていない感じがしました。
村上作品では必須と思えるようなセックスがらみは
この作品からしっかり入っています。
面白いか、人に勧めるかと言われたら、
僕はそれほどでもないかなという反応を示すと思います。
軽いタッチで読みやすい文章や
音楽・文学・飲食などで洋物カルチャー漬けずっと変わらないのですね。
内容
物語は
1970/8/8から1970/8/26にかけての出来事を綴っています。
主人公は「僕」です。
友人として「鼠」、よく通うバーのバーテンダー「ジェイ」、
小指のない女性などが主な登場人物。
架空の小説家「ハートフィールド」、およびその作品もよく出てきます。
今となってはどうってことない生活かもしれませんが、
この頃なら相当おしゃれな生活だったのでしょうね。
しかし、そんなに簡単に女性とセックスできたものなのでしょうか?
これは時代にかかわらず、相当個人差がありそうですね。
僕が読んだ村上作品
村上春樹: マルベリーの日記&小笠原情報箱 (seesaa.net)
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